【夏疲れでむくみに注意!】「40代は1日にどれくらい水分や塩分を摂ったらいいの?」に答えます!
「水分」「塩」を摂らないのは逆効果!体内に巡らせて、むくみ&老廃物を出す
では、むくみを解消するために、どんなことに気をつけたらいいでしょうか。 よく、「むくむから水分を摂らない」とおっしゃる方がいますが、じつはそれは逆効果。水分不足になると、からだがその少ない水分を確保しようと体内に水分を溜め込むんです。さらに、体内に溜まった老廃物を排出するためにも水分をしっかり摂って、水を巡らせることが大切。 一日の水分摂取量の目安は、デスクワークの人で1.5~2リットル。日中、外で汗をかくお仕事をされているような方はそれ以上必要です。 さらに、「塩分の多い食事をした翌朝は顔がむくむ」といった経験をされたことのある方などは、塩分は極力控えないといけないと考えられていると思います。もちろん、日常的に塩分量の多い、濃い味つけの料理やスナック菓子を食べることはオススメしません。ですが、私たちは毎日、汗とともに大量のミネラルを失っています。そのため、ミネラルがたっぷりの良質な塩を意識して摂る必要があります。 私のオススメは、1.5~2リットルのお水に、ティースプーン1杯弱程度の塩を入れて摂取する方法。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、1日の食塩相当量の摂取目標量は成人女性で6.5g未満なので、そのほかの塩分は極力減らすようにするのがいいでしょう。 そして、水分や塩と一緒に摂っていただきたいのが、ウリ科の野菜です。夏は、キュウリやスイカ、冬瓜、カボチャ、ズッキーニなどがたくさん出回りますよね。ウリ科の野菜はカリウムが豊富で利尿作用があり、塩分や水分をからだからうまく排出するのに役立ちます。 食事以外で言うと、質のいい睡眠を心がけること、お風呂やマッサージで血流を整えることなどが挙げられます。「暑い夏は、湯船はスキップしたい」と思う人の気持ちはよくわかりますし、「そうだよねぇ」と基本的には言ってあげたい(笑)。ですが、日中、クーラーの下でからだを冷やしているような環境にいる人は、極力湯船に浸かるようにしましょう。 マッサージについては、特にほぐすべき4箇所がありますので、こちらについては次回、詳しくご紹介したいと思います。 写真/目黒智子 取材・文/中田絢子 編集/國見 香
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