イチロー、超進学校野球部から刺激「高校生見る目変わるかも」「こういう空気感は初めて」
イチローさんから贈る言葉
約1時間に及んだ走塁に関する徹底指導。そして練習の最後、イチローさんは岐阜高ナインに語りかけた。 イチロー:みんなやっぱり頭いいんだなって、この2日間ですごく思った。賢い、勉強ができるだけじゃなくて、人が言ったことを、まず真摯に聞く姿勢を持ってるし、それを噛み砕く能力、形にする能力がすごく高いと思う。これはもう野球だけにとどまらない。可能性をすごく感じました。 2日間に渡り、野球部員たちと真剣に向き合ったイチローさんは、彼らを絶賛。そして高校生活のみならず、その先も見据えた金言を贈った。 イチロー:社会に出た時に、目標に向かって自分なりに頑張った経験ってすごくいきると思うんだよね。自分なりに頑張ってきた蓄積っていうのは必ず役に立つし、上司に対する耐性というのかな、それはみんな野球を一生懸命やってると、もう自然にできてると思います。今度、みんなが上司の立場になった時に、部下の人たちに対してね、ダメなことはダメだと、いいことはいい。そうやって導いてあげられる、そういう人材になれるんじゃないかなって期待をすごくしたんだよね。野球も頑張る。勉強も同じように頑張る。それができるんじゃないかと思いました。こういう空気感は初めてかもしれない。僕にとってもすごい刺激になりました。高校生を見る目は、みんなに会って少し変わるかも、それくらいのインパクト。とにかく期待してます、頑張って。 「いい報告を待ってますから、野球も、その後もね」と締めたイチローさんに対し、部員たちは「ありがとうございました!」と一礼し、2日間の指導は終わった。