谷沢健一氏が苦手にしていた堀内恒夫氏を打てるようになった秘密の出来事「俺のカーブは…」
中日で首位打者を2度獲得した谷沢健一氏(77)が、大久保博元氏(57)のYouTube「デーブ大久保チャンネル」に出演。まったく手が出なかった巨人・堀内恒夫投手の球を突然打てるようになった理由を明かした。 2人は同学年。高校時代から谷沢氏の習志野と堀内氏の甲府商は何度も練習試合で対戦した。 谷沢氏が「(堀内は)真っすぐしか投げない。それくらい自信を持っていた」と驚くほど速い球を投げていた。 プロに入るとそこに浮いてくる直球にカーブが加わった。 まさに鬼に金棒。「しかも頭の高さから落ちてくるカーブと膝元から小さく落ちるカーブと2種類あって、打席の立つ位置を変えたりしたが、全然打てなかった」と、お手上げだったという。 ところがあるとき、飲食店で同席することになった。堀内氏はすでに相当酔っ払っていて「お前は膝元のカーブ振るけど、見逃せばボールなんだ」という。 黙って聞いてると、今度は「俺のカーブは頭の辺から落ちるだろ。あれは落ち際を狙ったら打てるよ」と教えてくれた。 次の対戦で谷沢氏は堀内からヒットを2本連続で打った。 カモにしていた同学年の打者に簡単に打たれ、堀内氏はマウンドで首を傾げていたという。