九州は総勢5人の大連係!特別競輪出場多数のベテラン戦士は、4番手から突っ込みを狙う「番手がどんどん下がっちゃったね」
佐世保競輪場のミッドナイト「オッズパーク毎日山分け杯(F1)」が13日、初日を迎える。9RのA級初日特選に出走する加倉正義(53歳・福岡=68期) に話を聞いた。 加倉正義が初日特選のメンバーを見つめながら「予定が狂っちゃったなぁ」と苦笑い。それもそのはず、初日特選は1番車から5番車までを九州勢が占めたが、1番車の桑原亮と2番車の佐々木翔一が追加参戦。当初のメンバー通りなら3番車の坂田康季が1番車で、4番車の中村雅仁が2番車、5番車の加倉は3番車のはずだった。中村も、佐々木と桑原を見るなり「おい!」と声をかけていたのが印象的だった。口には出さなかったが“よりによって…”と心の中で思いたくなっても仕方がない。 「番手がどんどん下がって行っちゃったね。準決勝のシミュレーションが狂ってしまった。初日特選で3番手を回って、準決勝は坂田君の番手と思っていたんだけどね。こうなったら桑原が坂田の番手、佐々木君が半田(誠)君の番手なのかな。どちらかの3番手の可能性もありそう。そうなったら、決勝に乗るには初日の着が重要になってきますね」 経験豊富なベテランらしく、決勝進出から逆算してあらゆる想定を行っていた。7車立てになり、今まで以上に目標選手や位置の重要性が高まっている。しかも、準決勝3着で決勝に乗れる保証もない。予選スタートには半田誠や林昴がいて、今節は九州勢の組み合わせにも注目が集まる。(netkeirin特派員)