【プレビュー】上位浮上へのキッカケを掴め!勝ち点「1」差の10位福岡と8位C大阪が激突 | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは5月18日から19日にかけて第15節が開催。ベスト電器スタジアムでは、アビスパ福岡とセレッソ大阪の一戦が行われる。 ●【動画】町田 藤尾翔太&東京V 山田楓喜インタビュー
勝ち点「1」差という状況で迎える10位の福岡と8位のC大阪による”中位対決”。ここから上位へ浮上していくためにもここで勝ち点3を獲得し、上位浮上へのキッカケにしたい。 福岡は、リーグ戦で8試合負けなしという状況だったが、前節は、首位のヴィッセル神戸に惜敗。前半からゴール際をやらせない堅守をベースに粘り強くゲームを運んでいったが、最終的には神戸のクオリティーの高い攻撃から失点を喫し、第5節以来となる9試合ぶりの黒星となった。 前節は、攻撃面では4試合ぶりの無得点に終わったものの、ここまで6得点をマークしているFWシャハブ・ザヘディがベンチスタート。中2日で迎える今節向けてコンディション面の不安がないことはポジティブだ。4月は5ゴールという鮮烈な活躍を見せた一方で5月はここまで無得点が続いている。改めてチームに勢いをもたらす意味でもイラン人のストライカーの復活に期待したい。 もう一人の注目選手は、出場停止明けとなるMF前寛之だ。J1に昇格した2021シーズンから始まったJ1連続出場が出場停止の前節途絶えてしまったが、こちらも連戦を回避できたことでコンディション面に不安はない。チームの強度を引き上げられるボランチは、長谷部アビスパを支えてきた心臓だ。そんな心強い男にも今節は大きな期待がかかる。 敵地での連戦となるC大阪は、第9節で名古屋グランパスに敗れ、初黒星を喫してから6試合勝ちなし。また直近は大阪ダービーやヴィッセル神戸やFC町田ゼルビアとの”上位対決”という重要な試合が続いたが、そこで3連敗。一時は首位に立ったチームがもがき苦しんでいる。 DF登里享平とDF毎熊晟矢というサイドバックの二人を怪我で欠く中、中2日の連戦となる今節は、タフさが求められる厳しい一戦にはなるだろう。特にサイドバックは、DF舩木翔と奥田勇斗は水曜日の町田戦でもフル出場。この二人には、武器のサイド攻撃を機能させるためにも連戦という状況下でもハイパフォーマンス期待される。 ただそんな苦しむチーム状況の中、絶好調を維持しているのがFWレオ・セアラだ。前節は、後半からの出場になったが、自ら獲得したPKを沈め、得点ランキングトップに並ぶ11ゴール目をマーク。昨シーズン記録したキャリアハイの12ゴールまであと1点と早くも迫る中、次はチームを勝利に導くゴールを仕留められるか。桜のエースにかかる期待は大きい。 J1に昇格した2021シーズン以降は、福岡がホームでC大阪に対して2勝1分けと無敗。さらに昨季は敵地でも白星を飾り、シーズンダブルを飾っている。福岡がその再現を果たすか、C大阪が相性を覆す意地を見せるか。注目の一戦は18日、16時に幕を開ける。