マグワイア（中央左）やグリーリッシュ（中央右）らがまさかの落選 [写真]＝Getty Images

　イングランドサッカー協会（FA）は6日、EURO2024へ向かうイングランド代表の最終的な26名のメンバーを発表した。 【動画】イングランドのメンバー発表動画！ 　EURO2024予選でグループCに入ったイングランド代表は、イタリア代表やウクライナ代表など難敵が揃っていたグループを6勝2分と無敗で終え、首位通過を果たした。本大会でもグループCに組み込まれ、スロベニア代表、セルビア代表、デンマーク代表と同居。前回大会、決勝まで駒を進めながら、PK戦の末にイタリア代表に敗れた雪辱を果たすべく、初優勝を狙って今大会を戦う。 　イングランド代表は5月21日の時点で、EURO2024へ向けた直前合宿に参加する33名のラージリストを発表。DFリース・ジェームズ、MFジョーダン・ヘンダーソン、FWマーカス・ラッシュフォードらが落選していた。チームは29日よりトレーニング施設『セント・ジョージズ・パーク』にて直前合宿をスタート。今月3日にはニューカッスルの本拠地『セント・ジェームズ・パーク』にてボスニア・ヘルツェゴビナとの国際親善試合に臨み、MFコール・パルマー、MFトレント・アレクサンダー・アーノルド、FWハリー・ケインの得点により3－0と勝利していた。 　この後、現地時間の7日には『ウェンブリー・スタジアム』でアイスランド代表との国際親善試合を控えており、当初は8日に最終的な26名のメンバーを伝える予定だった。しかし、当初のスケジュールよりも前倒しでメンバーを発表。イギリスメディア『スカイスポーツ』や『BBC』などによると、既にチームを離れた選手もいるらしく、アイスランド代表戦は最終メンバーの26名で戦うこととなりそうだ。 　33名のラージリストから外れた選手は、DFハリー・マグワイア、MFジェームズ・マディソン、FWジャック・グリーリッシュら7名。マグワイアはマンチェスター・ユナイテッドで出場機会に恵まれない時であろうと、“スリーライオンズ”には継続的に名を連ねており、サウスゲート監督からの信頼が厚い選手でもあったが、プレミアリーグ終盤戦での負傷の影響もあってか、今回はメンバーから落選。2大会連続のEURO出場とはならなかった。 　グリーリッシュについても、サウスゲート体制ではコンスタントに招集を受けていた選手だ。しかし、今季はマンチェスター・シティでベンチを温める試合が増え、3月のインターナショナルマッチウィークではメンバーから落選。ボスニア・ヘルツェゴビナ戦では後半途中からピッチに立ち、アレクサンダー・アーノルドの2点目をアシストしたものの、最終メンバーからは外れ、マグワイアと同様に2大会連続のEURO出場を逃した。 　マディソンは2019年11月以降、長らくイングランド代表から遠ざかっていたものの、FIFAワールドカップカタール2022でサプライズ招集。以降は負傷期間を除くと継続的に招集を受け、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦にも途中出場していたが、自身初のEURO出場とはならなかった。 　一方で、MFデクラン・ライス、FWハリー・ケイン、FWジュード・ベリンガムといった面々が最終メンバーに選ばれた。負傷の影響で今年2月を最後に公式戦のピッチに立てていないDFルーク・ショーもメンバー入り。ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で代表デビューを飾ったばかりのMFアダム・ウォートンもリストに残った。 　イングランド代表のEURO2024初戦は16日に控えたセルビア代表戦。20日にはデンマーク代表と、25日にはセルビア代表と対戦予定だ。 　イングランド代表の最終的な26名のメンバー、および落選した7名の選手は下記の通り。