2軍戦でG倒の掛布監督が異例の場内サプライズ・インタビュー!
阪神ー巨人の2軍の交流戦が11日、甲子園球場で行われ、巨人の先発、マイルズ・マイコラス(27)をネルソン・ペレス(28)、上本博紀(29)の本塁打などで4点を奪って攻略、守っては、先発の秋山拓巳(25)が6回を4安打8奪三振の無失点に抑えるなどして、6-1で快勝。ファームの試合にもかかわらず、約7000人のファンが甲子園につめかけ、ジェット風船まで飛んだ“伝統の一戦”の緒戦を白星で飾った。 試合後、掛布2軍監督が、外野で行うミーティングのためにベンチ前に姿を現すと「掛布コール」が起きた。ホームベース上付近で、お立ち台が用意されることなく行われたヒーローインタビューには、先発の秋山が指名されたが、そのインタビューが終わると、司会者は「プラスアルファいきましょうか。皆さん、ご協力下さい」と、突如、7000人で埋まった観客席に呼びかけた。 すると再び「掛布コール」が起きて、掛布2軍監督へのインタビューを催促することになった。掛布2軍監督は、“しょうがないなあ”と苦笑いを浮かべながら外野から走ってきた。 ファンには嬉しいサプライズである。 GW中に甲子園で開催されたファーム戦でも掛布2軍監督は場内インタビューを行っているが、2軍の監督が、ファームの試合で続けて、場内インタビューに答えるのは異例も異例だ。 「(インタビューの)予定になかったので、ビックリしました」が、その第一声。 「皆さんが、掛布、掛布と言ってくださるもので、これだけ大勢の方が足を運んでくれていますし、そのお礼です」と、手を振るなどファンサービスを試合中、怠らなかった理由を説明した。 2日間で、背番号にちなんだ31000人動員を目標にしていただけに、少々、1万人に足りない観客数が物足りなく感じたのでは? とインタビューアーに振られると、「ゴールデンウイークは、1万人のファンにきていただきましたから、ぜひ明日はもう少し増やしていただきたいかなと。それでも、鳴り物の応援がありませんので、打球の音、球音を楽しめます。野球の凄さ、面白さを、昔の時代の野球を楽しめるんじゃないでしょうか」と、笑顔で答えた。