2軍戦でG倒の掛布監督が異例の場内サプライズ・インタビュー!
6-1で快勝した試合内容について質問されると、キーマンの名前を何人か出した。 「ペレスの先制2ランが大きかったですね。あれで勢いに乗りました。それと上本。1球で(甘いボールを)仕留めるパワー。早く上へ行って、がんばってもらわないといけません。上本は、上にいなければいけない選手です。江越も今日は打てませんでしたが(4タコ)、いい状態です。江越、上本、中谷も、そろそろ上でやらねばなりません。今、上は非常に厳しい状況で戦っていますが、まだ先は長いんです。必ず巻き返えせます。金本監督も、ファームも含めての勝利ですと、度々、言ってくれています。ファームを預かっている私もやりがいがあります」 外野でインタビューを聞いていた江越、上本、中谷も、嬉しそうな笑顔を浮かべていた。掛布2軍監督は、コメントの中で今季初の5連敗を喫した1軍にエールを送りつつ、ファームの役割を改めてかみ締めていた。 この日は、懐かしい「輝流ラインユニホーム」に38年ぶりに袖を通したが、「僕の時代は、ニットの生地が堅くて不評だったんですが、今の生地は軽くてやわらかくていいですね。ミズノさんありがとうございます」と、スタンドの笑いを誘いつつ「そろそろ選手がミーティングを待っていますので」と、異例のサプライズ・インタビューを締めくくった。 熱狂的な掛布人気が、ファーム戦に多くのファンを集め、緊張感の漂う空気を作っていることが、若手育成に一役買っていることは間違いない。明日12日も交流戦の第二戦が甲子園で行われる。