“最も暑い夏”今年はさらに?……ラニーニャか 消費ダウンの TOP10、「パン」「米」なぜランクイン?【#みんなのギモン】
■今年の梅雨予想は?…雨量に注意
近野解説委員 「雨も心配ですよね。気象情報サイト『ウェザーニュース』の15日の発表によると、今年は全国的に梅雨入りの時期が平年よりも遅く、梅雨明けの時期が平年並みという予想です」 「具体的には、関東甲信なら平年は6月7日頃に梅雨入りし、7月19日頃に明けますが、今年は入りが6月中旬と遅く、明けは7月中旬と平年並みの予想です」 森圭介アナウンサー 「梅雨の時期がいつもより短いということですか?」 近野解説委員 「予想通りいけば、そうなる可能性が高そうですよね。一方で心配なのは雨量です。梅雨の期間の雨量は全国的に平年並みか多くなる見込みで、特に6月下旬~7月上旬は大雨に注意が必要だとしています」 森アナウンサー 「梅雨の期間が短いのに雨量は多いということですか?」 近野解説委員 「雨の日が多くなるのか、雨の密度が高くなるのか、ということが考えられますよね」
■エコノミストに聞く…家計への影響は
近野解説委員 「気を付けなければいけないポイントはお天気だけでなく、家計もです。猛暑になった場合に家計にどう影響するのか。第一生命経済研究所の首席エコノミストである熊野英生さんに聞きました」 「消費が増えるトップ10で1位は『他の飲料』で、スポーツドリンクやミネラルウォーター、炭酸水、野菜のジュースなど。4位の『茶類』と同様、熱中症予防に飲み物をとる人が増えているからだと思われます。2位の『電気代』も、エアコンを多く使うので納得です」 「不思議なのは3位の『たばこ』。熊野さんも理由はよく分からないそうですが、猛暑でストレスがたまって増えることも考えられます。5位の『他の被服』以下は『男子用シャツ・セーター類』『婦人用下着類』『上下水道料』『牛乳』『冷暖房用器具』と続きました」 「何か対策を取りましたか?」 刈川くるみキャスター 「『他の被服』になると思いますが、外で運動するので紫外線対策のパーカや目元近くまで覆うことができるマスクを、いっぱい洗濯しても使えるように、今のうちからたくさん買いだめしています」