「マッチョがブロッコリーを食べている理由」をご存知ですか? ブロッコリーの効果を管理栄養士が解説
ブロッコリーの栄養を効率よく食べる方法とは 電子レンジ調理がいい? 茎は食べるべき?
編集部: ブロッコリーはどのように調理すると良いのですか? 山本さん: 電子レンジで加熱調理するのがおすすめです。茹でる調理では、水溶性のビタミンやミネラル(ビタミンB群、ビタミンC、カリウムなど)が流出しやすくなります。ブロッコリーを茹でると、カリウム量が50%以下になるという研究結果もあります。電子レンジで調理することでブロッコリーの栄養を丸ごと食べることができます。また、煮込み料理やスープにし、汁まで飲むことで、流れ出してしまった栄養も残さず食べることができるためおすすめです。 編集部: ブロッコリーの茎は食べられますか? 山本さん: 捨ててしまう方も多いかもしれませんが、実は茎も食べることができます。意外と甘味があっておいしいですよ。調理の際は、皮は厚めにむいて中心部分のみを使います。蕾の部分と一緒に調理して食べても良いですし、茎を使ったスープや炒め物などもおすすめです。 編集部: 市販の冷凍ブロッコリーでも良いのでしょうか? 山本さん: 電子レンジで調理したものと比べると栄養価は下がってしまいますが、もちろん市販の冷凍ブロッコリーでもOKです。一から調理するのが大変な時でも、手軽に使えるのが良いですね。 編集部: 最後に、読者へのメッセージをお願いします。 山本さん: ブロッコリーは筋肉に良い栄養素を豊富に含んでいる野菜ですが、ブロッコリーだけを食べ続けるのはあまり良くありません。タンパク質・脂質・糖質のバランスを考慮し、様々な食材をまんべんなく食べるようにしましょう。
編集部まとめ
ブロッコリーは、タンパク質やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれているため、筋肉や筋トレに効果的な野菜であることが分かりました。しかし茹でる調理をしてしまうと、その栄養効果が半減してしまうこともあります。ブロッコリーの健康効果を十分に発揮するため、調理方法や食べ合わせに気を付けましょう。
監修管理栄養士:
山本 瞳 さん(管理栄養士) 東京家政大学卒業。卒業後は病院に勤務し、栄養・給食管理業務全般に携わる。現在はフリーランスとして健康・栄養メディアなどでライターとして活動中。管理栄養士・離乳食アドバイザーの資格を保有している。