岡山学芸館V4…高校サッカー岡山大会、作陽学園に2-1
第103回全国高校サッカー選手権大会岡山県大会(県サッカー協会、西日本放送主催、読売新聞社後援)の決勝が2日、岡山市北区のシティライトスタジアムで行われ、岡山学芸館が作陽学園を2―1で破り、4年連続7回目の全国大会出場を決めた。全国大会は12月28日から東京都などで行われる。 激しく競り合う岡山学芸館と作陽学園の選手(岡山市北区で)
4連覇をかけて挑んだ岡山学芸館。大雨の影響で約1時間30分遅れで始まった試合は、転がるボールが水しぶきをあげ、勢いをそがれるようなピッチの状態だった。 試合が動いたのは24分。作陽学園のFW岡のクロスをFW大西に合わされ、先制点を許した。サイドを起点にした得意の攻めができずにいた岡山学芸館だったが、雨がやんでからはこぼれ球の反応などで優位に立ち始め、前半を終えた。 高原良明監督から「絶対に点を取れ」と送り出されていたFW太田は後半、好機を逃さなかった。50分、ロングスローからの混戦で浮いたボールにすかさず反応。同点のボレーシュートが決まった。体勢が崩れても狙ったところに決める練習を毎日続けてきた成果が表れた。 さらに54分、フリーキックの場面。今大会初先発のMF岡田は「ボールがこぼれてきたら自分が決める」との思いを秘めていた。混戦から回ってきたボールをミドルシュートで決めた。岡山学芸館はこのまま1点差を守り切り、激戦を制した。 試合後、高原監督は「選手たちが本当によい顔をしていて信頼していた。すばらしい結果を出してくれた」とたたえた。岡野主将は「全国優勝を成し遂げられるように全力で頑張る」と意気込みを語った。