新型登場から早くも半年が経過。スズキ スイフトの販売動向などを検証してみよう
「スイスポ」譲りの走りを重視するユーザーも多い
新型スイフトを購入した人の平均年齢は40代。先代スイフトではボリュームゾーンは50~60代だった。新型でも、50~60代のユーザーの支持は少なくなったわけではないのだが、平均年齢が下がったのは、新型スイフトがターゲットとしている20代のユーザー比率が高くなったことによるという。TVなどでも若い層を意識したCMが展開されているが、これが功を奏しているようだ。 購入時に重視したポイントは、「スタイル・外観」と「ボディカラー」が上位にきている。そのわりには、モノトーンのボディカラーが好まれているのも面白いところだが。それでも、購入後も9割以上のユーザーが気に入ったポイントとして挙げている。スイフトらしさを継承したスタイルに、おとなしめのボディカラーのほうが飽きがこないからだろうか。 また、「運転のしやすさ」「乗り心地の良さ」「足まわりの良さ」「コーナリングの安定感」といった、「走り」に関連した項目を重視するユーザーも多い。これは、他のコンパクトカーではあまり見られない、スイフトならではのポイントといえるだろう。 やはり、スイフトといえばホットバージョンである「スイスポ」ことスイフトスポーツに期待し、実際にはスイスポまでは手に入れないけれど、スイスポの走りの血統を引き継いだスイフトに乗りたい!という人は少なくないようだ。 こうなると、近い将来に登場するであろう新型スイフトスポーツにも期待したくなる。ふつうのスイフトがこれだけ出来が良いのだから、さらに進化して走りもより愉しめるに違いない。その登場が、ますます待ち遠しくなってくる。(文:篠原 政明)
スズキ スイフト ハイブリッドMZ 主要諸元
<カッコ内はハイブリッドMXのMT> ●全長×全幅×全高:3860×1695×1500mm ●ホイールベース:2450mm ●車両重量:950kg<920> ●エンジン:直3 DOHC+モーター ●総排気量:1197cc ●最高出力:60kW(82ps)/5700rpm ●最大トルク:108Nm(11.0kgm)/4500rpm ●トランスミッション:CVT<5速MT> ●駆動方式:横置きFF ●燃料・タンク容量:レギュラー・37L ●WLTCモード燃費:24.5km/L<25.4> ●タイヤサイズ:185/55R16 ●車両価格(税込):216万7000円<192万2800円>
Webモーターマガジン