茨城ロボッツ最上位リーグに 26年開始、バスケットボールBプレミア
バスケットボールのBリーグは19日、2026年に始まる最上位カテゴリーの「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」に参入するクラブに、茨城県水戸市を本拠地とする茨城ロボッツが加わると発表した。茨城ロボッツの川崎篤之社長らが水戸市役所で会見を開き、「クラブをさらなる成長へと導きたい」と抱負を語った。 会見には、川崎社長や落慶久ゼネラルマネジャー(GM)、高橋靖市長、県バスケットボール協会の岡田裕昭会長が出席した。 Bプレミアへの参入決定を受け、川崎社長は「ようやくスタートラインに立って安堵(あんど)している」とし、「挑戦者の立場は変わらない。31年に日本一を目指せるクラブづくりをしていきたい」と述べた。 高橋市長は「ロボッツと行政とが連携協力をしながら、県全体の発展、市民の豊かな暮らしにつなげていければいい」と今後を展望した。 Bプレミア参入には平均入場者数や売り上げ、アリーナの整備状況などに基準がある。ロボッツはこれまで、拠点のアダストリアみとアリーナの設備が「5000人以上収容でVIP席などを備える」という基準を満たせず、参入が見送られていた。アリーナ改修に当たって11月下旬に入札を実施し、施工業者との仮契約が行われるなど、参入要件を満たしたと認められた。改修は25年度中の予定で、26年4月からの利用を目指す。 今回を含め、Bプレミアに参入するのは全国24クラブとなった。
茨城新聞社