【NFL】WRアダムスのトレード要請について、「自分がどうこうできることではない」とジェッツQBロジャース
ラスベガス・レイダースのワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスが、ニューヨーク・ジェッツでアーロン・ロジャースとプレーすることを望んでいる。ギャンググリーンのクオーターバック(QB)は、その望みが現実となることに否定的ではない。
「タンパリングの問題があるから、どこまで言っていいのか分からないけど、今でも彼とはすごく親しくしている」と現地4日(金)にロンドンでアダムスについて聞かれたロジャースは答えた。「オフシーズンも一緒に時間を過ごした。彼は素晴らしい人だし、素晴らしい選手だ。それ以外のことは俺がどうにかできることじゃない」
以前から、アダムスとレイダースが別離を選んだ場合の行き先候補として、ジェッツの名前は挙がっていた。この夏の間にも、ロジャースがビッグプレーを見せる元チームメイトについてコメントするたびに、まるでザプルーダーフィルムのように細かく考察が行われた。
7月に、ロジャースはゴルフの話をした。金曜日には、アダムスとの友情に絡めて、芝生の水やりについて見解を語っている。
「芝は水をまいたところが青くなるんだ」とロジャース。「“隣の芝は必ずしも青いとは限らない”なんて言って、不安をあおろうとする人もいる。でも芝ってのは水をまいたところが青くなるんだ。時間をかけ、意図を持って、どうするかを選べば、どこにいたって特別な状況を作り出せる」
不安をあおる格言の改ざんはさておき、ロジャースとアダムスの積み上げてきた経験は、彼らが再びタッグを組んだら成果を生むに違いない。グリーンベイ・パッカーズで一緒に過ごした8シーズンで、ロジャースはアダムスへのパスを615回成功させて7,517ヤードを獲得、タッチダウン68回を決めている。プレーオフを含めて、2人は76回のタッチダウンを生み出しており、これはQBとWRのデュオとしてNFL史で5位タイの記録だ。
水まきは十分になされている。