忙しすぎる夫と5年間すれ違い生活。「でもこのままセックスレスはイヤ・・・!」“性のプロ”の解決法は?|STORY
新婚でもセックスレスが多いという記事に愕然
ある結婚雑誌の記事を目にしたときに、その雑誌アンケートでは新婚夫婦でも半分近くがセックスレスという記事にびっくり。そして、レスの期間が長くなればなるほど解消にも時間がかかる…と見て、(あ、やばいウチ)って思いました。 ちょうどその記事の監修にあたっていたのがOliviAさん。お話も聞いてみたかったし、セッションをお願いしたんです。話の中で、「体の相性よりも、性の話ができるカップルの方がレスを解消できる」という言葉は響きましたねー。確かに…セックスするなんて日常茶飯事くらいに思っていたし、体の相性はいいから、少しくらいしなくても、いつでもできるはず! 改めて口に出すことでもないって思ってましたから。 私たちみたいに、仕事ですれ違いが多くなるカップルは、一緒に過ごす時間を決めておくことが大事だと聞き、今までそんなことしたことなかったけれど、『今度休みが合う時、ちょっとノンアルで話そ』と夫にメッセージしたんです。
「あなたが足りない!」襲いかかりました(笑)
OliviAさんから、気持ちも身体も準備して、気分を高めておくといいと聞いていたので、その日に向けて身体を絞ったり肌を整えたりして準備万端に。休みはいつも昼から飲んで~みたいに過ごしていたけれど、その日だけはアルコールなし! 外ランチも家ディナーも、飲みたい気持ちを我慢我慢(笑)。 そして、夫に「あのさ、実はずっと思っていたんだけど、⚪︎⚪︎が足りない!!」って抱きつきました。夫は「え?なに?そういうこと?」と爆笑。「でもちょっと今日、圧感じてたわ」と言いながらも久々にいたしました。久々すぎて、痛くないかな、とかちょっと不安でもあったけれど、やはり夫との肌の触れ合いは良かったですね。あと、本当に体の相性が最高! とはいえ、体力もないし、昔みたいに毎日ガツガツ…とまではいかないですけどね。2人で話して、ちゃんと一緒に過ごす夜を決めておくのは大切だと思いました。推し活も辞められないけれど、こっちの推しも、年齢重ねてまたいい味が出てきたな、としみじみ。 \OliviAさん’s POINT/ 今回のように、日頃からコミュニケーションが取れているカップルの場合は、レスの期間が長かったとしても解消するのにさほど時間がかからないパターンもあります。 言葉に出すことがプレッシャーにならないタイプでしたら、正直に話すことが一番の近道です。性の話を日頃からできたら、“したい・したくない”両方が話せますし、この1回だけでなく、今後もレスを予防し続けられますから。 男女ともに働き盛りの世代は、生活にすれ違いが生じることも多々あることでしょう。ご多忙カップルは、セックスに限らず、2人で過ごす時間を決めておくと良いですよね。その日に合わせて、女性も、また男性も準備できると、気分を高めていけると思います。また、やはりまだセックスは男性主導も否めないので、男性の方が夫婦のタスクとして入れておくことも必要だとも思っています。
\OliviAさん プロフィール/ 2007年より性生活の総合アドバイザーとして活動。カウンセリング・講座で「コミュニケーションを重視した性生活」の提案を行っている。近著『セックスが本当に気持ち良くなるLOVEもみ』(日本文芸社)他多数。 取材/otake