家賃の値上げ交渉を断る言い方「絶対にイヤです」はNG。下手に出つつ、ひろゆきの使える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
家賃の値上げ交渉を断る言い方
長年住んでいるアパートの管理会社から、契約更新時に値上げを相談された。もちろん納得できないので合意書にはサインしていないが、強くゴネれば退去勧告をされたり、「モンスター住人」扱いされて住みづらくなりそう。上手に拒否するにはどうしたらいいか?
具体的な期間を提示しつつ、下手に出ながら交渉しましょう
都心部では不動産価格が上昇し、売買だけでなく賃貸物件まで値上がりしているようです。 最初に入居するタイミングならまだしも、長年住んでいるのに契約更新時に上がるとなると、拒否したい気持ちもわかります。物価上昇に比べて給料の上昇は追いついていない昨今ですしね……。 ただ、「値上げを拒否します」とか「絶対にイヤです」と全面拒否すると、モンスター住人だと思われて住みづらくなる可能性もあったりします。まぁ、オーナーと関わることはそんなにないだろうし、そこまで気にしなくていい気もしますが、モヤモヤしながら住み続けるのもイヤですよね……。 とはいえ、契約更新時に値上げを通告された場合、不当な理由でない限りは基本的に拒否することは難しいのが実情です。なぜなら、不動産価格の上昇で税金が増えたり、物価が上がったりした場合には、「借地借家法」という法律でオーナーが値上げできるように定められているからです。 もちろん、近隣物件と比べて不当な値上げである証拠を示せれば、交渉や値上げ拒否もできます。でも、ネットの情報を伝えたとしても根拠としては乏しいし、基本的には管理会社と交渉することになるので、オーナーにまで意見が届かず、時間を経てから「やっぱりダメでした」とか言われるパターンが多いと思います。