DeNA・村田修一コーチが古巣に合流 14年ぶりに復帰「最後まで戦える集団にしていきたい」
DeNAの野手コーチに就任した村田修一氏(43)が9日、神奈川・横須賀市の球団施設「DOCK」で行われた練習に合流し、チームを常勝軍団に導く決意を示した。2011年以来14年ぶりの古巣復帰で、1軍に比重を置いて後進の育成にあたる。他球団でもまれた経験を生かし、ペナント奪還、2年連続の日本一を目指す選手たちを鍛える。 【別カットをみる】笑顔の村田修一コーチ「若い選手はみんな気になる。いい選手はいっぱいいる」 球団前身の横浜で4番に座った村田コーチが、ベイスターズに帰ってきた。ユニホーム姿で練習に合流し、ナインや旧知のスタッフと明るい表情で言葉を交わした。 「久しぶりに青いユニホームを着られてうれしい。みんな同じように年を取るんだと痛感した」 2003年から横浜で9年間プレーし、07年から2年連続で本塁打王を獲得。面倒見の良い人柄で若き日の筒香らチームメートに慕われた元主砲は、11年以来14年ぶりに復帰する古巣で野手コーチを担い、1軍に比重を置いて後進の育成を担当する。 11年オフに巨人にFA移籍。現役晩年は独立リーグのBC栃木で汗にまみれ、18年に引退後は巨人とロッテでコーチを歴任した。選手として6年間プレーした巨人では常勝を義務付けられた中、重圧と向き合った。栃木では恵まれない環境に屈せず、プロ入りを目指す同僚と白球を追った。 村田コーチはリーグ3位から日本一を成し遂げたナインの勝利への執念を評価した上で「短期決戦だけでなく(キャンプインの)2月1日からその気持ちを持ち続け、最後まで戦える集団にしていきたい。そういう勉強を外に出てしてきた」と意欲的に語った。 早速コミュニケーションを取った度会は「『いろんなアドバイスをするから』と言っていただいた。プラス材料にできるように」と声を弾ませ、村田コーチは「気になる選手はいっぱいいる。後押ししたい」と決意を込めた。(鈴木智紘)