車の「ドライブ」って、なんでこんなに楽しいのか? 運転歴15年の私の話を聞いてくれ
心を癒やす、自然豊かなドライブ
ドライブの目的はさまざまだが、私にとって最も魅力的なのは、 「自然や景色を楽しむ」 ことだ。ドライブに出掛けると、車窓から眺めたり、車を降りて周囲を見回したりすることで、普段は見られない素晴らしい景色や風景に出会える。 日常生活ではストレスや不満がつきものであり、心身の疲れがたまりやすいが、そうした疲れをリフレッシュするには、自然豊かな場所に行くのが一番だ。 自然といっても、海、山、湖、川などさまざまで、そのときの気分や目的地によって受ける印象も変わるので、ドライブがますます楽しくなる。例えば、太平洋側と日本海側では雰囲気が全く異なり、本当に尽きない。 私は山梨県出身なので、山々の景色を見ると地元を思い出して落ち着くし、親しみを感じる。一方、海がなく、子どもの頃には見られなかったので、憧れの自然環境という印象がある。自然に対するイメージは人それぞれだ。ドライブは 「それらのイメージを結びつけ、確かめる」 のにとても魅力的な方法なのである。
ETC活用でお得に、快適ドライブ
ドライブにもお金がかかる。出費をどうやりくりするかを考えなければならない。主なものは、ガソリン代と、ドライブのメインとなる高速道路の通行料金だ。 ガソリン価格は年々上昇しており、状況はますます厳しくなっているが、車の性能自体は向上しており、燃費も全体的によくなっている。最近では、燃費効率に優れたハイブリッド車が主流になりつつあり、それ以外の車もレベルアップしている。 日本自動車工業会の調査によると、ガソリン車の平均燃費は ・2000年度:12.7km/L ・2021年度:23.1km/L で、約20年間で10km/L向上している。この数字を基準して、例えば100km走行するのに必要な燃料量を比較すると、 ・2000年度:7.87L ・2021年度:4.32L となる。この20年間で、100km走行に必要なガソリン消費量は実に3.5Lも削減されているのだ。 また、国土交通省はノンストップ自動料金収受システムである自動料金収受システム(ETC)の利用促進を進めており、日本道路公団民営化直前の2004年には、ETC利用者向けの割引制度が本格的にスタートした。 2024年6月現在、深夜割引や休日割引など、割引対象となる時間帯や曜日に高速道路を利用すると、通常料金よりも30%割引になる。 また、首都高などの都市高速道路では、現金で支払う場合は料金所で最大料金を払わなければならないが、ETC利用者は走行距離に応じた料金で済む。 また、国土交通省やNEXCO各社は、ドライブをより楽しく快適にするためのサービスや施策を展開している。こうした情報を素早く入手できることも、快適なドライブにつながるだろう。