円安継続は絶好の追い風、インバウンドで潤う外食5銘柄
ドル円相場はゴールデンウィーク中に一時1ドル=160円台をつけた。その後は日本銀行の為替介入観測で一転円高に振れる場面もあったが、依然として円安継続の思惑は根強い。 国内では輸入物価上昇が懸念されるが、訪日外国人にとっては日本での旅行費用の使いでが増し、プラスでしかない。 吉野家ホールディングス(9861)は2023年秋から、訪日客需要の多い約100店舗で「鰻重牛小鉢セット(二枚盛)」(税込み2338円)など、高単価の「外国人向けメニュー」を導入している。 また、くら寿司(2695)は4月25日に、訪日外国人を意識したグローバル旗艦店を銀座にオープン。同店は2020年の東京・浅草が1号店で、関西でも観光地を中心に出店し、銀座は国内で6店舗目となる。 ダイニングレストラン老舗のWDI(3068)は、パスタの「カプリチョーザ」に加えて、アメリカンレストランの「ハードロックカフェ」が訪日客で活況。外食老舗のロイヤルホールディングス(8179)は、天丼の「てんや」でキャッシュレスの新業態が訪日客に好評だ。 壱番屋(7630)は海外への積極出店が奏功し、日本式カレーの海外人気が訪日客にも波及している。 ※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
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