酷暑の疲れを吹き飛ばす!韓国人オッパ セミさんの「簡単サムゲタン風スープ」
夏の終わり、酷暑でヘトヘトな人も多いのでは? そんなときにおすすめなのが韓国のスープ「サムゲタン」。とり肉のたんぱく質やたっぷりのにんにくでスタミナ満点です! 「サムゲタン」は本来まるどりで作りますが、今回は手羽元で手軽に作れる「サムゲタン風スープ」をご紹介します。夏の疲れを吹き飛ばしましょう! 【画像で見る】本来は高麗にんじん使用、お手軽バージョンでは身近な野菜でひと工夫! 教えてくれたのは・・・ ▷韓国人オッパ セミさん 韓国・順天市出身。小さい頃から食べることが大好きで、韓国の調理師免許である「韓食調理技能士」の資格を取得。InstagramなどのSNSで簡単なのに本格的な韓国料理のレシピを配信中。著書の『韓国人オッパが作る 家にある調味料で 毎日韓国ごはん』(KADOKAWA)が好評発売中。 ■簡単サムゲタン風スープ 日本で暑気払いにうなぎを食べるように、韓国では、栄養豊富なとり肉をまるごと使ったサムゲタンを食べて体をいたわります。本来はまるどりのおなかに高麗にんじんを入れますが、今回は代わりにごぼうで風味をつけ、手羽元で手軽に作れるようにしました。 【材料・2~3人分】 とり手羽元...8本(約500g) 卵...2個 干ししいたけ...5枚(約25g) ごぼう<5mm幅の斜め切りにする>...1本(約100g) にんにく...9片(約60g) 長ねぎ<5mm幅の小口切りにする>...5cm 温かいご飯<洗って水けをきる>...200g ■A ∟とりガラスープの素...小さじ1 ∟塩...小さじ1/3 ■B<混ぜる> ∟塩、ごま油...各小さじ1/2 ∟白いりごま...小さじ1/4 塩 サラダ油 【下準備】 ボウルに水1.8L、干ししいたけを入れて約30分おいてもどす。 【作り方】 1.ごぼうを炒めて煮る 水分をとばして風味を凝縮! 鍋に油はひかずにごぼうを入れ、強火で約3分炒める。しいたけをもどし汁ごと加え、煮立ったら弱火にし、ふたをして約30分煮る。 2.手羽元、ご飯、にんにくを入れて煮る 本来は生のもち米だけど、ご飯で代用! ご飯は洗って加えると焦げつきにくい! ごぼう、しいたけを取り出す。残ったスープに手羽元、ご飯、にんにくを加え、中火で約30分煮る。 3.錦糸卵を作る 彩り用の卵は白身と黄身を別々に焼いて美しく 卵は白身と黄身に分けて溶きほぐし、それぞれに塩少々を加えて混ぜる。フライパンに油少々を弱火で熱し、白身を広げ入れる。表面が乾いてきたら卵の下に菜箸1本を差し込み、少し持ち上げてひっくり返し、さっと火を通して取り出す。黄身も同様に焼いて粗熱をとり、それぞれ細切りにする。 4.仕上げる 2が煮えたら、にんにくを玉じゃくしで押し潰し、Aを加えて混ぜる。3、ねぎ、2で取り出したごぼう2~3枚をのせる。器に取り、別の器にBを入れて添え、好みで加えて食べる。 (1人分401kcal/塩分3.0g) * * * 【料理家セミさんより】簡単サムゲタン風スープの作り方のコツは、ごぼうをしっかり炒めること。苦みがなくなって、こくが出ますよ! レシピ考案/韓国人オッパ セミ 撮影/邑口京一郎 スタイリング/朴 玲愛 栄養計算/スタジオ食 編集協力/渡辺ゆき 撮影協力/UTUWA 文=徳永陽子