外国語を使う仕事に就きたいです。「翻訳家」と「通訳者」で年収が高いのはどちらですか?
「翻訳家」と「通訳者」の平均年収
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、従業員10名以上の企業に勤める、翻訳家を含む「著述家、記者、編集者」の平均月収は40万2400円、平均年間賞与は88万8200円です。「平均月収×12ヶ月+平均年間賞与」を推定平均年収とすると、その値は571万7000円になります。 一方、従業員10名以上の企業に勤める、通訳者を含む「他に分類されない専門的職業従事者」の推定平均年収は、551万3600円です。したがって、翻訳家を含む「著述家、記者、編集者」よりも20万3400円低い計算です。 なお、従業員10名以上の企業に勤める全労働者の推定平均年収は、506万9400円となっています。翻訳家と通訳者のいずれも、一般の推定平均年収を上回っていることが分かります。
推定平均年収は翻訳家の方が約20万円高い可能性がある|収入だけでなく、適性に目を向けることも大切
翻訳家と通訳者の推定平均年収を比較すると、翻訳家の方が20万円ほど高くなっている可能性があります。ただし、仕事の環境や必要なスキルが異なるため、どちらの道に進むかを選ぶ際には、仕事の内容にも目を向けるとよいでしょう。 なお、今回ご紹介した平均収入には、翻訳家、通訳者以外のデータも含まれています。翻訳家、通訳者に限定した場合の金額と異なる可能性がある点にご注意ください。 出典 厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag 通訳者 政府統計の総合窓口(e-Stat)厚生労働省 賃金構造基本統計調査/令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 第1表 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計) 政府統計の総合窓口(e-Stat)厚生労働省 賃金構造基本統計調査/令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類 第1表 学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部