DeNA・オースティンが首位打者確実に 初回に中前打「うれしい」CS阪神戦へ弾み 三浦監督「さすが」
「中日4-3DeNA」(5日、バンテリンドーム) 1打席で決着をつけた。一回1死一塁。DeNA・オースティンはバットを折りながらも中前にしぶとく運んだ。これで打率・316とし、ヤクルト・サンタナの・315を抜いてリーグトップに浮上。代走・林が送られ、首位打者の座を確実にした。 「まだ確定していない。明日、試合後にまだ1位だったらその時に取材してください。“暫定首位打者”であることはうれしい」。助っ人は笑いを交えながらも、充実の表情を浮かべていた。前夜の試合で4打数3安打をマークし、・314で1位に肉薄。試合開始わずか5分足らずで、来日5年目での初タイトル獲得を決定的にした。 米国では出塁率やOPSなどの数値が重視される傾向にあるが、アベレージについて「自分の中でかなり大事な指標」とこだわりを口にする。タイトル奪取へ全面バックアップした三浦監督は「さすが。1打席目によく打ってくれた」と安どの笑みを漏らし、「明日は休ませます」と今季最終戦となる6日の中日戦は欠場させる見込みだ。 12日からはCSファーストSで阪神と激突。タイトルを携え、自信をみなぎらせて甲子園に乗り込む。