今の20~30代は「もし100万円もらったら何に使う?」…多数派の答えから透けて見えた「罪悪感」
金融サービスを展開するブロードマインド社による「お金の使い道・価値観に関する調査」で、「これまでで一番満足度が高かったお金の使い道」と「もし100万円もらったら何に使うか」を尋ねたところ、意外な結果が明らかになりました。気になるその調査結果を見ていきましょう。 【写真】20~30代が「お金がなくてあきらめたこと」、ランキング3位は「洋服」…
「満足度」が高かったお金の使い道は?
金融サービスを展開するブロードマインド社が発表した「お金の使い道・価値観に関する調査」で、「これまでで一番満足度が高かったお金の使い道」の具体的な内容まで質問をし、高額順にランキング形式にまとめてみると意外な結果が明らかになりました。 具体的には、年収300万~400万円の男性が推し活に1000万円、年収700万~800万円の男性が4400円のユニフォームの購入と回答していた点です。 このように高額な投資以外を除くと、満足したお金の使い道・金額と年収層は大きく比例せず、「満足」の基準は個人の価値観によって異なるということが分かりました。 あわせて、「100万円がもらえることになりました! どんなコト・モノに使いたいですか?」という質問では、住宅ローン・奨学金・借金などの「返済」、「結婚式」、「歯科矯正」「整形」などの美容関係、躊躇している「家電」購入など、“ちょっと高くて実現できていないこと”を挙げていた人もいたものの、49.9%の人が「貯金」や「投資・運用」と回答し、“現実派”が約半数を占める結果となりました。
約半数の人が「貯蓄・投資」を選ぶ理由
「貯蓄・投資」と答える現実派が半数もいるのはなぜでしょうか。 ファイナンシャルプランナーの柴田舜太さん(ブロードマインド株式会社)は、「本当は欲しいものがあるし、それは100万円あれば叶えられるものの、将来いくらお金がかかるか見通しが立っていないので、心配だから今お金を使う決断ができない方が多いのではないか」と考えます。 仮に同じ100万円を使うにしても、将来の見通しがついているかどうかで、使った時の感情が全く違うと思います。使っても大丈夫なお金なのかが分かっていると、罪悪感なくお金を使えるようになるのではないでしょうか。