中谷潤人の屋外イベントに約800人ファン集合 尚弥との夢カードに「ファンの人も盛り上がってくれている」…さがみはらフェスタ2024
プロボクシングWBC世界バンタム級(53・5キロ以下)王者・中谷潤人(M・T)が4日、神奈川・相模原市で行われた「さがみはらフェスタ2024」でのトークショーにゲスト出演。2度目の防衛を報告した。 同イベントは2日~4日まで相模原市の魅力を市内外へ発信する目的で、アーティストなど様々な分野からゲストが参加。先月14日、当時同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)に6回TKO勝ちし、V2を達成した中谷はトークイベントのゲストとして参加したが、屋外ステージには“地元”のヒーローを一目見ようと約800人が駆け付けた。「相模原市は16歳から済んでいて、プロキャリアを一緒に歩んでいる市。今日も落ち着きますね」と笑顔でファンの声援に応えた。この日は、弟の龍人マネジャー相手にミット打ちも披露。昨年、米国の著名メディアから年間最高KO賞を受けたA・モロニー(オーストラリア)を倒した左フックなどを打ち込むと会場は大きく沸いた。イベントの最後には「潤人コール」が起きるほど盛況だった。 「たくさんのエネルギーをもらいました。ありがたいの一言に尽きます。試合以外でコールを受けることは中々ないので。ボクシングの試合でしか恩返しはできないので、いいパフォーマンスをします」と中谷。次戦については「まだ決まっていないが、年が明けてから動いてくると思う。注目して下さい」と呼びかけた。 スーパーバンタム級(55・3キロ以下)の4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が中谷を対戦候補の一人に挙げたことで一気に尚弥―中谷の対戦ムードは高まってきたが、中谷はこの日、「そういう声が多くなっている。ファンの人も盛り上がってくれているし、そういうエネルギーが大きくなれば、ビッグマッチにつながってくる」と改めて意欲を示した。 イベント後には中谷関連グッズを販売するブースに顔を出すと、ファン一人一人との握手、記念撮影に応じた。約200人が長蛇の列を作ったが、「感謝! 感謝!」という言葉を文章の最後につけるのが恒例となっている中谷だけに、ファンの期待に最後の一人まで笑顔で応じていた。
報知新聞社