〔ロンドン外為〕円、155円台後半(20日正午)
【ロンドン時事】20日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、ロシアとウクライナの対立激化を背景とした安全資産の円買い需要が急速に後退し、1ドル=155円台後半に下落した。正午現在は155円79~89銭と、前日午後4時(153円90銭~154円00銭)比1円89銭の円安・ドル高。 円は、前日に見られたリスクを回避する動きが一巡し、円売り・ドル買いが進んだ海外市場の流れを引き継いだ。米利下げペースが緩やかになるとの見方や、時間外取引の米長期金利の上昇も押し下げ要因になった。その後は米金利の動向を眺めながら、もみ合う展開。午後の米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの発言を見極めたいとの思惑も働いた。 対ユーロは1ユーロ=164円43~53銭(前日午後4時は162円93銭~163円03銭)と、1円50銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0549~0559ドル(同1.0581~0591ドル)。 ポンドは1ポンド=1.2631~2641ドル(同1.2660~2670ドル)。