冬のボーナスの使い方で一目瞭然…「お金を増やせる人」と「失うだけの人」の決定的な違い
ボーナスを何に使うか、楽しみにしている人は多いだろう。社員教育コンサルタントの朝倉千恵子さんは「普段なら手が届かない高額なものを買ってしまう人もいるかもしれないが、こうした衝動買いでは一時的な満足感しか得られない。一方、賢い人は支払った金額以上のリターンを受け取ることができる」という――。 【この記事の画像を見る】 ■「気づけばなくなっていた」使い方は危険 39万5647円。これは2023年の冬のボーナスの平均金額(※)です。近年、この平均支給額は増加傾向にあり、2024年は40万円を超えるのではないかという予測も出ています。冬のボーナスは会社員にとって年末の大きな楽しみの1つですね。 ※厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和6年2月分結果速報等」 さて、あなたは今回のボーナスをどのように使いますか? 12月はお店も企業も本気です。激しい年末商戦の中、街のキラキラとした雰囲気に浮かれているうちに、気づけば予算を大幅にオーバーした買い物をしてしまったことが私にも一度や二度……いや、何度もあります。 大きなお金を手にすると、つい気が大きくなって衝動買いをしてしまうこともあります。あるいは、普段よりもちょっといいレストランに行って楽しむこともあるでしょう。ボーナスをどのように使おうが、何を買おうがあなたの自由です。ただ、一つだけ覚えておいてほしいのが「気づけばなくなっていた」というような使い方をしてはいけない、ということです。 ■衝動買いでは、あなたの人生は満たされない 「買い物」は、その行為自体がストレス発散の手段になります。自分のためのものではなかったとしてもたくさん買い物をした日はなんだか満たされた気持ちになりますよね。イライラしているときに、Amazonで特に欲しくもないものを夜中に買ってしまった人も多いのではないでしょうか。 特にボーナスを受け取ったばかりのこの時期は気持ちも大きくなっていて、普段であれば躊躇するような高い買い物もよく考えずに決断してしまうこともあります。 しかし、こうした衝動買いやストレス発散のための買い物で得られるのは、一時的な満足感だけ。その効果は長続きしません。むしろ、時間が経ってから「なんであんなものを買ったんだろう?」と後悔することのほうが多いかもしれません。