冬のボーナスの使い方で一目瞭然…「お金を増やせる人」と「失うだけの人」の決定的な違い
■外的報酬の満足感は長続きしない なぜ、幸せ感が続かないのか? その理由を理解するカギは「外的報酬」と「内的報酬」の違いにあります。 外的報酬とは、モノやお金などの物質的なものや、他者からの評価といった外から与えられる報酬です。満足感を得られ、モチベーションが上がるものの、その効果は一時的で時間の経過とともに薄れていきます。 一方の内的報酬とは、達成感や自分自身が成長しているという実感など、自分の内側から湧き出てくる満足感を指します。外からの評価に左右されず、長期間にわたって自信や幸福感をもたらしてくれます。 衝動買いはまさに前者の「外的報酬」にあたる、というわけです。 ■生きたお金の使い方とは「投資」 「できる人」と「そうではない人」をあえて分けるとすれば、その決定的な違いの1つが「お金の使い方」にあると私は確信しています。 1万円札の原価は約22円。どれだけ1万円札を有難がったところで、「もの」としてのお札にはさほど価値はありません。お金は使ってはじめて、その真価を発揮します。お金はうまく使えば人生に豊かさをもたらしてくれます。一方で、使い方を間違えれば、不幸の源にもなってしまうものです。 書籍でもSNSでも、「お金の稼ぎ方」や「楽してお金を手に入れる方法」といった情報はたくさん発信しているのに、実はもっと大切なお金の使い方について教えている人は、とても少ないのです。なぜならば、情報を受け取る大半の人が、お金さえあればうまくいくと考え、お金を得る方法ばかりを求めているからです。 結果的に、生きたお金の使い方ができる賢い人とそうでない人では、差がどんどん開いていきます。 生きたお金の使い方とは、わかりやすく言えば「投資」です。賢い人は、支出の中の「投資」の割合が高いのです。良い投資をすれば支払った金額以上のリターンを受け取ることができるため、どんどん豊かになっていきます。 反対に、お金の使い方に無頓着な人は、消費(生活するために必要な出費)や、浪費(衝動買いやギャンブルなどの無駄づかい)が多くなります。