「すみません」を言い換えるだけで幸福度が1.5倍アップする「魔法の言葉」
この調査は、10代から50代までの男女1000人が対象。「ありがとう」を1日に20回以上言う人の場合、その36.6%がストレスを受けても1日たてば忘れると答えた。一方、まったく言わない人では、その40.5%がストレスを1週間以上引きずるという結果になった。 アンケートでは、ストレスと幸福度の関係についても調査。「ありがとう」を1日に20回以上言う人の幸福度は平均6.8点だったのに対して、まったく言わない人は平均4.4点しかなかった。「ありがとう」を口癖にするだけで、幸福度が1.5倍にアップするわけだ。 まるで魔法のような力を持つ「ありがとう」。同じようなシーンでよく使われる「すみません」と比べて、感謝の気持ちが伝わりやすい効果もある。 「すみません」には、どうもお手をわずらわせました、おかげで助かりました、といったやや複雑なニュアンスが含まれている。このため言われたほうに、余計なことをしたのかな?とマイナスの気持ちを抱かせる場合もあるからだ。 これからは「すみません」を「ありがとう」と言い換えよう。そうすれば、気持ちがストレートに伝わり、言われた相手もぐっとうれしくなる。ストレスを早く忘れ、幸福度がアップして、人間関係も円滑になると、いいことづくめだ。 ● 朝食で豆乳や納豆、豆腐を取る人は、 トリプトファン効果で幸せな気分になる 心身の疲れを取り、自律神経のリズムも整えるには、夜にしっかり眠るのが肝心だ。 夜に眠くなるのは、「睡眠ホルモン」メラトニンの働きによる。メラトニンは「幸せホルモン」セロトニンからつくられ、そのセロトニンの材料となるのはトリプトファン。そのトリプトファンが豊富に含まれるのが牛乳と大豆製品である。 大豆にはトリプトファンが豊富に含まれており、じつはその量は牛乳よりもやや多い。牛乳が苦手なら、積極的に豆乳を飲んでみよう。飲むタイミングとしては朝がベスト。トリプトファンがセロトニンを経てメラトニンに変わるまで、14~16時間もかかるからだ。このため、朝の8時ごろに飲んでおけば、ちょうど就寝する時間帯に眠気が湧いてくる。