【多摩川ボート・ルーキーシリーズ第1戦】展望~岡山の成長株・藤原碧生が主軸を担う
【ボートレース多摩川 ルーキーシリーズ第1戦是政プリンス決定戦 スカパー!第25回JLCカップ(10~15日)】展望 ◇ 岡山の成長株・藤原碧生が主軸を担う。昨年は出場選手で最多の95勝を挙げ、10優出で3月の浜名湖ルーキーシリーズでデビュー初優勝を達成するなど5Vと活躍した。ここ1カ月では鳴門71周年でGⅠ初優出、地元児島では連続優出した(うち1V)。多摩川は昨年5月の一般戦で初出場。初戦のエンスト失格もあって予選敗退したが、2日目12Rでは5コースからまくり差しで当地初勝利を挙げ、3連単2万9990円という高配当の主役を演じた。当時とは勢いが違う今回は、快ペースでシリーズを席巻するだろう。 香川のルーキーズ・中村日向と浜野斗馬もV候補の一角を占める。登録番号5000番台で初のGⅠ覇者となった中村は、多摩川で過去3節に出場し、2022年のPGⅠヤングダービーを含めて全て優出。昨年4月の一般戦ではSGウイナー茅原悠紀のイン戦を2コースまくりで撃破して当地初Vを果たした。抜群の相性を誇る水面で実力を存分に発揮する。 浜野は藤原と同じく昨年5Vを挙げて一気にブレーク。同12月のびわこルーキーシリーズでは11走で着外はわずか1度と安定したレース運びで頂点に立った。今期はA2級に降級したが、昨年11月からの来期適用勝率は7点を超えるキャリアハイのペースを刻む。多摩川は一昨年10月以来の出走とはいえ、現況を思えば侮れない存在だ。 昨年最後のルーキーシリーズだった12月の浜名湖大会を制した前田滉、一昨年の最優秀新人で通算3Vの大沢風葵、今回出場選手でただ一人SGでの1着歴がある高橋竜矢、当地は初出場ながらコース不問の突破力を有する登玉隼百らも優勝戦線を盛り上げる。 地元東京支部は5人が参戦。A1級の藤田俊祐が総大将を務め、待望の初Vにチャレンジする。当地フレッシュルーキーの佐藤永梧の奮闘も期待したい。