川内駅 貨物列車脱線事故から6日 JR九州 残り2両の撤去進まず 鹿児島県
鹿児島放送
12日に鹿児島県の川内駅で発生した貨物列車の脱線事故を巡り、JR九州・鹿児島支社長が薩摩川内市の田中良二市長を訪れ、市民生活への影響を謝罪しました。 ■JR九州の海老原毅・鹿児島支社長■ 「できるだけ市民の生活が普段通りのかたちに早く戻れるように努力をする。この度は申し訳ございません」 事故後初めて、薩摩川内市の田中市長に直接謝罪したJR九州の海老原毅・鹿児島支社長。 事故は12日、熊本駅から鹿児島駅に向かっていた貨物列車が川内駅で脱線しました。 脱線した列車3両のうち2両は今も線路に残ったままで、復旧作業は難航。国の運輸安全委員会による事故原因の調査も引き続き行われています。 ■JR九州の海老原毅・鹿児島支社長■ 「現場に残っている2両を移動させて、線路の復旧工事に取りかかる」 JR九州は、田中市長に在来線の一部が運転を見合わせていることなどを謝罪し、早期の復旧に向け作業を進めていると説明しました。 一方、田中市長は早期の原因究明と現場の復旧のほか、在来線と貨物輸送の迅速な再開を求めました。 JR九州は、列車での貨物輸送ができなくなった熊本と鹿児島間は、現在トラックで代替輸送をしていて物流に大きな影響は出ていないとしています。