ブリヂストン「B3MAX」と「B3MAX D」をプロが打ち比べ! 直進性を謳う「MAX」もつかまり系?【ガチ試打計測・動画あり】
『B3MAX』をHS40m/s前後で打つ
弾道は僅か0.5度左に飛び出し、9.3度の左の傾きで、目標の13.5ヤード左に着弾するドローボールとなった。 この結果を見て、癸生川、小島の二人が弾道を検証した。 癸生川 つかまりやすいね。打感は、ちょっと高い球が出そうな弾き感で飛んでくれて滑ることも無くしっかりつかまる。 小島 MAXだけどつかまりも悪くないなという感じですよね。 癸生川 うん。それは凄く感じる。 【トラックマン4のデータ】 クラブスピード●39.6m/s ボール初速●59.1m/s 打ち出し角●14.2度 スピン量●2755rpm 降下角●32.4度 キャリー●211.5Y 飛距離●240.9Y 打ち出し方向●0.5度左 スピンアクシス●9.3度左 SIDE●13.5Y左 【GCクワッドのデータ】 Hインパクト●8ミリトウ Vインパクト●4ミリ低 データを見て、二人が『B3MAX』のMAXらしからぬ側面に関して、その理由を話し合う。 小島 MAXという割にはスピン量(2755rpm)が抑えられていると思いますね。打ち出し角度が0.5度左で、弾道の傾きが9.3度左ですから、つかまりが良いクラブかなと思います。これでさらにドローバイアスの『D』があるということですよね。この『MAX』でも充分につかまっていると思いますけれどね。 癸生川 フェースが滑らない感じが凄い強いのよ。この『スリップレスバイトミーリング』の効果もあるんじゃないかなと思うよね。あと、シャフトがつかまりやすい気がします。 癸生川プロが指摘する『スリップレスバイトミーリング』とは、フェースに施されたミーリングによりボールの滑りを抑制し余計なスピン量を抑えつつボールが滑るのを防ぐ効果がある。シャフトは三菱ケミカルと共同開発した「VANQUISH BS40 for MAX」で、「Bシリーズ」では最軽量の40g。このシリーズからSシャフトが追加された。