ブリヂストン「B3MAX」と「B3MAX D」をプロが打ち比べ! 直進性を謳う「MAX」もつかまり系?【ガチ試打計測・動画あり】
『B3MAX D』をHS40m/s前後で打つ
弾道は僅か0.4度左に飛び出し、12.6度の傾きで、目標の17.3ヤード左に着弾するさらに強いドローボールとなった。 この結果を見て小島プロがヘッド特性を検証した。 「やっぱりつかまりますよね。『MAX』はヘッドの後方に重量を配置しているんですが、『MAX D』は後ろとヒール側のヘッドが返しやすい所にも重量を配置しているんです。それでつかまりがより良いんです。そこらへんが、見た目は変わらないけれど、やっぱり(ドローバイアスの)『D』だよというところですよね」 『MAX』が9.3度左に傾いた弾道で13.5ヤード左に着弾するドローだったのに対し、『MAX D』は12.6度左に傾き、17.3ヤード左に着弾するドローだった。形状は同じでも、内部のウェイトの配置によって、これだけの差が生まれたということだ。 【トラックマン4のデータ】 クラブスピード●39.8m/s ボール初速●59.0m/s 打ち出し角●12.1度 スピン量●2755rpm 降下角●20.2度 キャリー●206.7Y 飛距離●236.6Y 打ち出し方向●0.4度左 スピンアクシス●12.6度左 SIDE●17.3Y左 GCクワッドのデータ Hインパクト●7ミリトウ Vインパクト●4ミリ高 『MAX』と『D』の2つのデータを見て、小島プロが比較解説する。 「なんとスピン量はピッタリ同じ(2755rpm)なんですが、つかまってスピン量が同じと言うことは、同じような弾道だったら『MAX D』のほうがちょっとだけスピンが入るかなという感じがします。打ち出し角度と落下角度はつかまった分だけ『D』のほうがちょっと低くなりました。キャリーは5ヤードくらい『MAX』のほうが飛んでいます。ただ飛距離に関してはグラウンドコンディションとか風とかいろんな要素を考えるとほとんど変わらないかなと思いますね。やはり『D』のほうがつかまるというところですね」。