「Google Chrome」に6件の脆弱性 ~V8、WebAssembly、Dawnなどに問題
米Googleは6月18日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。Windows/Mac環境にはv126.0.6478.114/115が、Linux環境にはv126.0.6478.114が順次展開される。 本バージョンは、6件の脆弱性に対処したセキュリティアップデート。CVE番号が明らかにされているのは、以下の4件だ。 ・CVE-2024-6100:Type Confusion in V8 ・CVE-2024-6101:Inappropriate implementation in WebAssembly ・CVE-2024-6102:Out of bounds memory access in Dawn ・CVE-2024-6103:Use after free in Dawn 脆弱性の深刻度評価は、いずれも「High」。今のところ悪用の報告はないようだが、できるだけ早い対応が望ましい。 そのほかにも、内部監査やファジングで発見された問題の修正が含まれている。 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。
窓の杜,樽井 秀人