2年に1度「GS乗り」の祭典がナミビアで開催 9回目の「インターナショナルGSトロフィー2024」を見た
各国からナミビアに集結した、GSライダーたちが挑む6日間
BMWモトラッドは、2008年から2年に1度開催しているのが『インターナショナルGSトロフィー』です。参加を表明した国で選考会が行われ、ライディングスキル、体力、英語のコミュニケーション能力を試されます。そこで男性は上位3名、女性は上位2名に選ばれると参加への門戸が開きます。 【画像】壮大!! 『The International GS Trophy 2024』の模様を見る(39枚)
人生に1度だけ参加が許されるこのイベントは、GSユーザーであり、参加国の国籍を持っていればエントリー可能で、これまで日本は8回開催されたGSトロフィー全てに参加をしてきました。 9回目となる2024年の開催地に選ばれたのは、アフリカ大陸南部のナミビア。その首都ウィントフックの空港へと日本代表となった男性チームの北川博邦さん、前原康浩さん、島田和幸さん、女性チームの滝本友美さんと吉澤翆和乃(みわの)さん達は、長いフライトを経て9月13日に到着しました。 2024年のGSトロフィーには、全22チームが参加します。BMWの母国ドイツはもちろん、ヨーロッパからはフランス、イタリア、UK、ベネルクス(ベルギー、オランダの混成チーム)が参加。 アメリカ大陸からはUSA、メキシコ、ブラジル、ラテンアメリカチーム(チリ、パラグアイの混成チーム)。アジアからは日本をはじめ、中国、韓国。そしてミドルイースト(アラブ首長国連合、サウジアラビア、レバノンの混成チーム)もエントリーしています。
今回のトピックスとしては、参加を表明していない国々のGSライダーにも門戸が開かれ、ドイツ・ベルリンで2023年に開催された『モトラッド・デイズ』の会場付近で選考会を行い、男性はポーランド、オーストリア、ウクライナの混成チーム、女性はポーランド、チェコの混成チームがインターナショナルチームとして参加を果たしています。 男性16チーム、女性6チーム、合計22チームが参加した2024年のGSトロフィーでは、ナミビア中部を東西に巡るようにレイアウトされたコース、大自然のバラエティに富むエリアを9月15日から6日間にわたって走破しました。 このイベントのコンセプトは、GSで共に走るアドベンチャー・ツーリング体験を共有し、参加者同士の友情を温め、文化の交流も図るというもの。バイクが繋ぐ人生の思い出、とも言えるでしょう。 そんな関係を、ナミビアという多くの人にとって未体験な地を旅することで、リアルなロールプレイングゲームとして楽しむのです。