京産大から初「国家一種合格」浪人重ねた彼の覚悟 母校初の快挙を成し遂げた彼の驚きの人生
■過去のすごい先人たちと同じ山に登る喜び 「クライマーズ・ハイという言葉がありますが、最初は苦しかったはずの勉強が、次第に楽しくなってきたので、続けられたのだと思います。大学入試にせよ、大学院入試にせよ、それを乗り越えて、人生を勝ち取った人が大勢いらっしゃいますが、私も過去に試験を突破したすごい人たちと同じ山に登っていく喜びが、自分を奮い立たせてくれました。一生懸命勉強して、働いてきて50代を迎えましたが、退職してからは、今までの分ものんびりしようと思っています」
先人が辿ってきた山を目指し、母校初の国家一種 (行政職)合格という頂に到達し、「社会の発展と人々の幸福のために働くことを目指して勉強してきた」と語るKenjiさん。努力して勝ち取ってきた功績と、その不屈の精神は、次世代の受験生、特に浪人生たちにも語り継がれ、受け継がれていくのだと思いました。 Kenjiさんの浪人生活の教訓:すごい人と同じ成果を挙げると、すごい人にも劣等感を持たなくなる
濱井 正吾 :教育系ライター