<春風を待つ―センバツ・宇治山田商>再度の順延、昼寝で「充電」 きょう、第1試合に変更 /三重
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で宇治山田商は27日、第1試合(午前8時半開始)で中央学院(千葉)と対戦する。試合日程が順延されたため、ナインは26日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の屋内施設で練習を行った。主将の伊藤大惺(3年)は「初戦と変わらず、積極的に思い切ってプレーしたい」と意気込んだ。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 2回戦は当初、第3試合だったが日程変更で第1試合になった。起床時間が早まるため睡眠時間を確保しようと、選手には26日の午前中、昼寝する時間が設けられた。伊藤は「2時間ほど寝て多少疲れは取れたかな。試合を通して(相手に)プレッシャーをかけ続け、しっかりと勝負できるようにしたい」と話した。 午後の投球練習では、初戦で先発した加古真大(まさひろ)(2年)が速球やカーブを小泉蒼葉(同)のミットに投げ込んでいた。 初戦から5日たち、村田治樹監督は打撃陣に「試合間隔が空いて、自分の打ちたいように打ってしまっている」と感覚の鈍りを指摘したという。2回戦に向けて、「相手は関東の強いチームだが、その中でうちの野球ができるか(試される)。選手の力を出せるようにしたい」と語った。【原諒馬】 〔三重版〕