<高畑充希>ファーストサマーウイカの“推し活”に「すごく救われた」 「光る君へ」定子を生き切って
吉高由里子さん主演の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合、日曜午後8時ほか)で、藤原定子を演じた高畑充希さん。7月21日放送の第28回「一帝二后」では、姫皇子を出産し、この世を去るという定子の最期が描かれたが、役を演じ終えた高畑さんの心境は? 定子をそばで支え続けたききょう(清少納言)役のファーストサマーウイカさんとの関係や、二人を語る上で欠かせない「枕草子」誕生シーンについて高畑さんに聞いた。 【写真特集】視聴者もぼうぜん! 突然すぎる、定子の最期 画面に映っていたものとは?
◇撮影の中でも外でも私をアゲてくれたウイカちゃん
「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ、吉高さん)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。
高畑さんはドラマに第13回「進むべき道」(3月31日放送)から登場。定子の10代半ばから25歳でこの世を去るまでを演じた。
一家の繁栄を願う父・道隆(井浦新さん)の思いを一身に背負い、一条天皇(塩野瑛久さん)に入内。寵愛を一身に集めるが、時に身内からも理不尽に責められるなど、自分の思いとは相反するように次から次へとつらいことが起こり、最期も悲運に見舞われた定子。一方で、ききょうとは、強い絆で結ばれるようになり、その過程で「枕草子」が生まれた。
高畑さんは、定子について「短いながらドラマチックな人生を歩んだ方」と位置づけ、自身については「最後ゴールテープを切って、バタン!と(倒れる)みたいな感覚」で、「生き切りました」と語る。
そんな定子を“推し”として、そばで支え続けたききょう役のファーストサマーウイカさんについては「ウイカちゃんは撮影の中でも外でもすごく私を“推し”てくださって、それにすごく救われた部分が大きかったです」と感謝する。