【ボクシング】鵜川菜央-宗利佳渉、狩野ほのか-吉田里穂ら女子5王座戦25年1月に開催
プロボクシングの女子5王座戦が25年1月21日、東京・後楽園ホールで開催されると11日、発表された。 WBOアジア・パシフィック・アトム級王者鵜川菜央(29=三迫)が東洋太平洋同級7位の宗利佳渉(28=RST)との初防衛戦、東洋太平洋アトム級王者狩野ほのか(30=TEAM10COUNT)が同級13位吉田里穂(22=RISE)との初防衛戦が決定。女子アジア2王座が組まれた。 アンダーカードには日本女子バンタム級王座決定戦として同級1位山下奈々(26=RE:BOOT)-同級2位古川のどか(22=北島)が激突。日本女子ミニマム級王座決定戦として同級1位前原香那枝(35=三迫)-漣バル(21=ワールドスポーツ)が行われる。また日本アトム級王座決定戦で、同級1位渡邉恵(35=TEAM10COUNT)-同級2位モンブランみき(32=一力)が拳を交える。 同日、東京・文京区の東京ドームシティ内にあるblue-ingDISCOVERYでカード発表会見が行われた。アジア王座の2カードに出場する4選手が登場し、WBOアジア・パシフィック・アトム級王者の鵜川は「宗利選手と今日初めて会って、背丈も髪形も服装もちょっと似ているということでだいぶ似ている背格好ですが、ボクシングスタイルは多分、全然、違うと思う。2人の試合を楽しんでいただけるように全力でぶつかっていきたい」と意気込んだ。 一方、後楽園ホールで初試合となる挑戦者の宗利は「初のメインで、東京で、こういう大きい舞台でやらせてもらえる。試合までしっかり調整してやるべきことを全力で取り組みたい」と言葉に力を込めた。 東洋太平洋アトム級王者狩野は、初防衛戦に向け「吉田選手は良い選手なので自分のボクシングを貫いて勝ち切りたいと思う」と静かに燃えた。対する挑戦者の吉田は今年6月、鵜川との王座決定戦に敗れて以来、2度目のタイトル挑戦となる。吉田は「前回(のタイトル戦で)負けてしまって、こんなに早く東洋太平洋の王座を組んでいただき感謝しかないです。これは勝ち切らないといけない。しっかりと勝ち切りたい」と強調していた。