英・中央銀行 政策金利4.75%据え置き インフレ加速を懸念
イギリスの中央銀行は、政策金利を4.75%のまま据え置くと発表しました。インフレの加速への懸念から、金利を高い水準に維持する必要があると判断しました。 イギリスの中央銀行であるイングランド銀行は19日、会合の結果、政策金利を現在の4.75%のまま据え置くと発表しました。 金利を据え置くのは2会合ぶりです。 委員9人のうち、ベイリー総裁を含む6人が据え置きに賛成した一方、3人が0.25%の利下げを求めました。 11月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて2.6%の上昇と、2か月連続でイングランド銀行が物価目標とする2%を上回っています。 イングランド銀行はインフレ加速への懸念から、金利を高い水準に維持する必要があると判断しました。 ベイリー総裁は「段階的に利下げを進めることが正しいと考えている」としたうえで、「経済の不確実性が高まっており、利下げの時期や幅をどうするのかは確約できない」と説明しました。
TBSテレビ