何歳までに結婚する人が多い? 結婚観の実態や結婚費用について解説
近年、結婚に対する価値観は多様化し、年齢を重ねてから結婚する人も増えてきました。しかし、世間の人は「何歳までには結婚したい」と考えているのか、知りたい人も多いでしょう。 本記事では、結婚年齢の傾向や結婚にかかる費用の目安をはじめ、30歳以降に結婚するメリットや、結婚前に準備しておくことなどを紹介します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
世間の結婚観の実態
ここでは、株式会社オーネットの「恋愛・結婚に関する意識調査」をもとに何歳で結婚したいかという質問に対する回答を表1にまとめました。 表1
※株式会社オーネット「【第28回】 2023年 新成人の「恋愛・結婚」に関する意識調査」より筆者作成 調査結果では、男性の27.8%、女性の24.9%が25歳を理想の結婚年齢として挙げており、全体では26.3%と、およそ4人に1人の割合です。また、26歳や27歳と回答した人が多くいる一方、30歳以上で結婚したいと考える人は少ない傾向にあることが分かります。日本では多くの人が20代半ばから後半を結婚の適齢期と捉えているようです。
結婚にかかる費用の相場
リクルートブライダル総研の「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、結婚にかかる費用は平均416万円です。今回の調査では、結婚にかかる費用の範囲は、結納・婚約から新婚旅行までとしています。各イベントにかかる費用の詳細は表2の通りです。 表2
※リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」より筆者作成
30歳以降に結婚するメリット
30代に入ると、仕事で責任あるポジションに就くことが増え、結果的に収入が安定しやすくなる傾向があります。また、30代は社会人としての経験が蓄積されたり経済的に独立していたりするため、結婚後も自分の収入だけで生活を支えられるケースが多いようです。そのため、パートナーとの共同生活が安定しやすく、2人分の収入で生活費をまかなうことで、より余裕を持った暮らしができるようになる可能性があります。 さらに、年齢を重ねることでお金の使い方や管理方法に自信がつき、結婚後の生活をより計画的に行える可能性があり、経済的な安定を維持しやすくなると考えられます。30歳以降の結婚は、経済的により充実した生活を送るための一つの選択肢となるでしょう。