マウント・イアリ、尺もスタイルも多彩な全26曲の大作『Night Palace』を発表
2020年にザ・マイクロフォンズの名義を復活させて話題を呼んだフィル・エルヴラムが、マウント・イアリ(Mount Eerie)名義としては実に5年ぶりの新作となる2枚組の大作『Night Palace』を11月1日(金)にリリース。発売に先駆けて、9月4日(水)に「Broom of Wind」「I Walk」が先行配信されました。「Broom of Wind」は、PVもあわせて公開されています。 夭逝したパートナーの死をテーマとして制作されたシンガー・ソングライター連作『A Crow Looked At Me』(2017)~『Now Only』(2018)、その後日談となるジュリー・ドロワンとのコラボ作『Lost Wisdom pt.2』(2019)を立て続けに発表し圧倒的な評価を受けたマウント・イアリ=フィル・エルヴラム。2020年には、突如ザ・マイクロフォンズ名義を復活させての全1曲44分の大作『Microphones in 2020』を発表。その後は故郷アナコーテスから移住した島での新生活のために創作活動から離れていましたが、2022年12月に「7e.p.」の20周年記念コンピレーション『COLORS』の為に新曲「Huge Fire」(本アルバムにも収録)を書き下ろし、同年大晦日に発表、創作モードでへと突入していきました。 去る4月に突如行われた6年ぶりの来日での東京公演において、本編の全18曲中新曲が16曲が占めるなど、ニュー・アルバムへの期待が高まる中、完成させた『NIght Palace』は完全アナログ録音&ミックスに立ち戻っての制作。『A Crow Looked At Me』のカバーに用いられたジョアン・カイガーの詩をモチーフにしたタイトル曲を皮切りに、愛娘の咆哮をフィーチャーした1分弱の「Swallowed Alive」から12分に及ぶ短編小説的な「Demolition」まで、日本の雅楽に影響を受けたアンビエンス&リズム、美麗フォーク、ノイズ、ドローン、驚くほど直球&爽快なインディ・ロックなどなど、尺もスタイルも多彩、洞察力にあふれた歌詞と刺激的な音像満載の全26曲。質量ともに聴くものを圧倒的する、新たな代表作を誕生させています。