筋トレを「習慣化できる人」と「できない人」を分けるたった1つのこと、「勉強の習慣化」にも応用できるコツとは?
「あなたはどんな習慣を身につけたい?」この質問にあなたはどう答えるだろうか。早朝のランニング、資格取得のための勉強、朝活など軽い気持ちで始める人も多いだろう。データ習慣化アプリ「継続化する技術」をベストセラーに導いたbondavi株式会社代表取締役・戸田大介氏が、ランニングなどの身近な例を挙げ、習慣化が「続く人」と「続かない人」の違いについて解説する。※本稿は、戸田大介『200万人の「挫折」と「成功」のデータからわかった 継続する技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。 【この記事の画像を見る】 登場人物 博士:生涯をかけて習慣化について研究してきた学者 高橋くん:なんでも三日坊主で終わってしまう社会人3年目の若者。習慣化に興味を持ち、博士の大学の研究室を訪ねた ● ランニングを始めた人の94%が挫折! ふつう、習慣化は失敗する 博士:「さて、高橋くんはどんな習慣を身につけたいんだい?」 博士がたずねると、高橋くんはぼんやりと答えました。 高橋くん:「そうですね。いろいろあるなあ。あ、でもやっぱりランニングはいいと思いますね。なんか走ってるってだけで、心身の健康とか人としての信頼度とか、いろいろアップする気がして」 博士:「いいねえ、ランニング。では、ここでクイズです」 高橋くん:「お、何でしょう」 クイズが好きな高橋くんは、少し前のめりになりました。 博士:「ランニングを始めた人のうち、『30日以内に挫折する人』は何%でしょうか」 高橋くん:「そうですねー。まあみんな楽観的に考えているかもしれませんが、現実が甘くないことを僕は知っています……。80%!それくらい大半の人は挫折する」 高橋くんはキリッとした顔で答えました。 すると博士は「ふふふ」と嬉しそうな顔をしました。 博士:「甘いよ、高橋くん。正解は93.9%。ランニングを始めた人のうち、約94%の人は30日以内に挫折してしまっているんだ」 ● 筋トレも勉強も、8割は挫折に終わる、 「習慣化」は実は難しい 博士:「ちなみに難しいのはランニングだけじゃないよ。筋トレとか勉強とかも、大半の人は挫折してしまうんだ」 目標別・30日以内に挫折する割合 ●ストレッチ:85.0% ●家でできる筋トレ:83.9% ●勉強:87.7% ●ジムに行く:94.9%