松重豊、韓国で大谷翔平よりも有名? 世界的人気誇る「孤独のグルメ」“劇映画”がついに封切り
俳優の松重豊が1月10日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた「劇映画 孤独のグルメ」(全国256館で封切り)の初日舞台挨拶に登壇した。本作では主演に加えて、監督と脚本も手がけており「(ドラマが始まった)13年前は、映画になって舞台挨拶するなんて夢にも思いませんでした」としみじみ。「大それた試みだという自覚も。映画をもっと面白いものにしたいという、いち俳優のちょっとした動きが、何かの起爆剤になればいいなと思います」と、作品の飛躍に期待を寄せていた。 【画像】遠藤憲一の出演シーン 初日舞台挨拶には、松重をはじめ、共演する内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、オダギリジョーが出席。また、韓国入国審査官役で特別出演したユ・ジェミョン(「梨泰院クラス」)が、観客にはサプライスで駆けつけ、映画の公開を祝した。 松重とユ・ジェミョンが再会するのは、昨年10月、本作が第29回釜山国際映画祭オープンシネマ部門にて正式上映されて以来。松重は「今回の映画プロジェクトでは、韓国と一緒に面白い話を作りたいと思った。言葉ではなく、心のコミュニケーションを描けたらと思ったが、想像以上のシーンになった。ユ・ジェミョンさんとは、ほとんどがエチュード。お芝居って言葉じゃないんだなと思った」と確かな手応えを示した。 一方のユ・ジェミョンは「非常に真摯で慎重に演出をしていた」と、松重“監督”の仕事ぶりを振り返り、「最初は意見を言うのは恐れ多いかなと思っていましたが、少しずつ意見を交換し合ううちに、気持ちがひとつになった」と話していた。 松重は本作のプロモーションのために、再度訪韓する予定だといい、「前回、韓国で取材を受けたときに『あなたは韓国で、大谷翔平より有名だ』って言われて。ですから、天狗になっていて(笑)、韓国でブイブイ言わせたい」と抱負を語っていた。 なお、上映後に行われた舞台挨拶では、遠藤憲一の出演も正式に情報解禁。遠藤は劇中ドラマ「孤高のグルメ」に登場する善福寺六郎を演じている。松重は「私自身、たまに(孤独ではなく)『孤高のグルメ』見てますって言われるので(笑)」と語り、遠藤については「若い頃から、役を取り合った」と、駆け出し時代のライバル関係を明かした。 そして、「ポスターに名前も載っていないし、完成披露にも呼ばれていないって、遠藤さんが寂しがっていた」と気持ちを代弁し、「来週にはツーショットの舞台挨拶が決まったそうで」と告知。東宝によると、松重と遠藤のふたりが登壇する公開記念舞台挨拶が、1月19日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催されることが決定したという。