資産1億円超の世帯は日本に何パーセント?日本で富裕層がなぜ増えるのか
2024年7月31日に日本銀行(日銀)が利上げをするという発表を行い、8月1日から政策金利を0.25%に引き上げました。 ◆【写真5枚】「図表で見る」富裕層は日本に何パーセント? 利上げの影響として、円高と株安が進み、これまで新NISA等でつみたて投資を行ってきた方も「今後株価はどうなるのだろうか」と内心ひやひやした方も多いのではないでしょうか。 このように資本市場は金利水準で資産価格が変動してしまうのですが、資産を蓄えた富裕層の実体はどうなっているのでしょうか。日本の富裕層は増え続けているというデータもあります。 今回は、富裕層のカード利用データをもとに、彼らの消費傾向や資産管理の方法について詳しく解説していきます。 また、新NISA以外の資産運用の方法についても触れていますので、参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
日本に富裕層は何パーセントいる?
出所:株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)」 野村総合研究所のリリースによると、純金融資産が1億円以上5億円未満の世帯である「富裕層」と、5億円以上の「超富裕層」は日本に約148万5000世帯存在しており、日本全体の約2%にあたります。 ●【一覧表】富裕層の世帯数と保有資産規模 ・超富裕層(5億円以上):9万世帯/105兆円 ・富裕層(1億円以上5億円未満):139万5000世帯/259兆円 ・準富裕層(5000万円以上1億円未満):325万4000世帯/258兆円 ・アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):726万3000世帯/332兆円 ・マス層(3000万円未満):4213万2000世帯/678兆円 日本の富裕層や超富裕層の資産規模や割合は増加傾向にあり、今後さらに資産の偏りが大きくなると予想されています。しかし、一般家庭では生活が困窮している世帯も少なくない中で、なぜ日本では富裕層が増え続けているのでしょうか。