夏は「がんばらない」料理で乗りきる。時短とおいしさを兼ね備えた5つのコツ
暑い夏は極力、火を使った料理は避けたいところ。そこで今回は汗をかかない料理ワザを料理研究家の近藤幸子さんが伝授! 夏を乗りきる料理ワザを知っておくだけで、家事効率もグンッとアップしますよ。「がんばらない」を合言葉に、いらない手間は省きつつおいしいごはんをつくりましょう。
早く火のとおる食材をフル活用
ナスにトマト、ピーマンなど、夏野菜は火のとおりがスピーディー。皮をむいたり、アクを取るなどの下処理もいらないので、意識して使えば加熱時間&調理の時短に役立ちます。
暑い炒め物もフタをして蒸せばいい!
料理から出る蒸気はキッチンが暑くなる要因のひとつ。夏こそ“フライパン蒸し”がおすすめ。フタをすると火のとおりが早くなり、油が飛び散らないメリットも。
「万能薬味ダレ」はかけるだけで1品完成
「もう献立考えるのイヤ!」となったときは、万能薬味ダレの出番。 「豆腐や野菜、焼いた肉にかけるだけ。麺やご飯に混ぜるだけで立派な1品が完成するから、献立を考えなくていいんです。私にとってはお守り的な存在」(近藤さん、以下同)
●「万能薬味ダレ」の材料とつくり方
(1) 長ネギ1本とミックスナッツ(無塩)80gは粗く刻む。 (2) 小鍋に(1)とサラダ油大さじ4、豆板醤小さじ1、ショウガ(すりおろす)小さじ1、ニンニク(すりおろす)小さじ1を入れて中火にかける。 (3) 長ネギがしんなりしたら火からおろし、しょうゆ大さじ3、砂糖大さじ1を加えて混ぜる。 ※冷蔵庫で2週間程度保存可能
“常備タンパク質”は料理したくない日の味方
料理はしたくない、でも栄養バランスは気になる…。そんな人におすすめなのが、味玉やサラダチキンなどタンパク質のつくりおき。 「冷蔵庫に常備しておけば、麺やご飯にのせるだけで栄養のあるランチがつくれますよ」
●「レンチンサラダチキン」の材料とつくり方
(1) 鶏肉(大1枚300g)は観音びらきにして厚みを均等にし、半分に切る。 (2) 耐熱皿の上で(1)に砂糖小さじ1と塩小さじ1/4をすり込み、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で3分加熱する。 (3) 裏返してさらに2分加熱し、粗熱をとる。 ※冷蔵庫で3日ほど保存可能