秋雨前線と低気圧で季節外れの大雨 のち 冬型の気圧配置・寒気流入で気温急降下
来週にかけては、天気も気温も変化が激しくなる見込み。天気のポイントは3つで、1つ目は「西・東日本中心の季節外れの大雨」、2つ目は「北日本の荒天」、3つ目は「気温の急降下」だ。荒れた天気と急な寒さに注意、警戒が必要になる。
1日(金)~2日(土) 西・東日本中心の季節外れの大雨
11月スタートのきょう(金)は、西から雨のエリアが広がっている。夜にかけては関東まで雨の範囲が拡大しそうだ。雨はあす(土)の午後になると西から次第に止む見込みだが、あす(土)をピークに局地的に非常に激しい雷雨になり、西・東日本で警報級の大雨になるおそれがある。都心を含め関東でも、あす(土)の夜は道路が一気に冠水するような雨の降り方になる可能性がある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒したい。
4日(月) 北日本の荒天
文化の日の3日(日)は広い範囲で日差しが復活し、カラッと秋晴れになる見込み。各地で行楽日和になりそうだ。ただ、北日本は晴天が長続きせず、三連休最終日の4日(月)は前線を伴った低気圧が通過するため、雨や風が強まり、荒れた天気になるおそれがある。紅葉シーズンで、側溝などは落ち葉が詰まりやすくなる。道路の冠水などにも注意したい。
連休明け 気温の急降下
連休明けの5日(火)には、冬型の気圧配置になり、週後半には西日本まで寒気が流れ込む可能性が出てきた。北海道は平地でも雪が降り、日本海側を中心にふぶきそうだ。週後半には山陰や東日本の標高の高い山でも雪が降るかもしれない。関東から西の晴れる地域でも日中は風が冷たく、朝晩中心にコートや暖房器具が欲しくなるような寒さになりそうだ。急な寒さで体調を崩さないよう、気をつけたい。 (気象予報士・丸田絵里子)