ユヴェントスから勝ち点奪取のパルマ、GK鈴木彩艶も貢献!「自動レベルの反射」至近距離のシュート阻止に伊紙から賛辞 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、日本時間31日のセリエA第10節ユヴェントス対パルマ戦(2-2)にフル出場し、現地でまずまずの評価を受けた。 【動画】GK鈴木彩艶が至近距離で止めた!ユヴェントス×パルマ
今シーズンはミランに勝利するなど、格上を相手に善戦を見せてきた昇格組のパルマ。31日に行われたセリエA第10節では、チアゴ・モッタ率いるユヴェントスと敵地での対戦に臨むと、2度にわたってリードするなど好パフォーマンスを見せ、2-2と引き分けた。 これでリーグ戦4試合無敗のパルマだが、ユーヴェを相手にいくつものビッグチャンスを作り出していただけに、指揮官のファビオ・ペッキアは落胆を隠せない。試合終了後、『DAZN(ダゾーン)イタリア』のインタビューで心境を明かした。 「腹立たしい思いはある。苦しまなければならないことが分かっていた中で、このようなプレーをし、その後、チャンスを得たのだから、もう少し無駄にしないようにする必要があった。勝って終えることができたかもしれなかったのに、最高に素晴らしいパフォーマンスを無駄にしてしまった。だが、前を向いていきたい」 「セリエBからレベルが高くなり、困難が待ち受けていることは分かっていたが、このチームらしいプレーでセリエAへ臨んでいる。チームのアイデンティティはもう明確になっているが、失望で試合を終えることがあっただけに、今後、磨き上げていかなければならない点がある。ただ、結果を出さなければならないのは事実だが、自らのプレーを通して勝つべきであり、自らの原則に忠実であるべきだ」
鈴木彩艶の現地評価は?
日本代表GK鈴木彩艶は、リーグ戦9試合目となる出場を果たし、パルマの2点目のビルドアップの起点となったほか、好セーブも見せ、勝ち点「1」の獲得に貢献した。『Eurosport』イタリア版は、鈴木のパフォーマンスを「6.5」と高く評価。「2失点に関して、責めるべきところはほとんどない。ゴール隅に向かっていた(ケナン)ユルディズのクロスを押し出してゴールを守った」と67分のプレーを称えた。 また、イタリア紙『Corriere della Sera』は、鈴木のパフォーマンスを及第点の「6」と採点。13分に至近距離からのシュートを阻んだシーンについて「(ウェストン)マッケニーの最初のヘッドに対して自動レベルの反射を見せた」と賛辞を贈った。 このほか、大手メディアの『Sky Sport』や『Mediaset』も「6」の評価を下したが、地元紙『Parma Today』は、合格ラインに満たない「5.5」と採点し、好セーブを称えた一方でハイボールの処理に苦言を呈した。 「ユヴェントスの最初の本物のチャンスとなったマッケニーのシュートに最高の反応を見せた。素晴らしい反射力だった。(パルマの)2失点に関して彼ができることはなかったが、ハイボールへの飛び出しは、やや息が止まる。終了間際に震える場面がいくつかあった」 試合情報 パルマ vs ジェノア 試合日時:2024年11月5日(火)日本時間2:30 会場:スタディオ・エンニオ・タルディーニ
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