「日本、サウジとの対戦を避けたいのか?」韓国代表のクリンスマン監督はストレートな質問にどう答えたのか。「監督はすでに日本戦を覚悟」と現地報道も【アジア杯】
「我々の実力を証明するためにも1位通過にこだわりたい」
現地1月24日、カタールで開催されているアジアカップ2023はグループDの最終節2試合が行なわれ、日本代表はインドネシアと対戦した。開始6分に上田のPKで先制して幸先良いスタートを切り、その後は攻めあぐねる時間帯が続くも、後半になって上田の2点目とオウンゴールで突き放す。終了間際に1点を返されたのはいただけなかったが、3-1の勝利を収めた。 【PHOTO】日本代表のインドネシア戦出場16選手&監督の採点・寸評。5人が7点台の高評価。全得点に絡んだ9番をMOMに選出 これで日本はグループDの2位を確定させてベスト16に進出。1月31日のラウンド16ではグループEの1位と対峙する。同グループの最終節は25日に開催され、ヨルダン、韓国、バーレーンの3チームにトップ通過の可能性があるが、最下位マレーシアと戦う2位の韓国が最終的にトップに立つのではないかという見方がもっぱらだ。 ベスト16で早々に優勝候補同士である日韓両国が激突するのか。韓国メディアは連日のごとくこの話題を取り上げており、インドネシア戦終了後にも一斉に言及。異様な盛り上がりをみせている。 日本vsインドネシア戦のキックオフ前、韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督が記者会見に臨んだ。その席で、報道陣から「日本、サウジアラビアとの対戦を避けたいのではないか?」と質問される場面があった。ドイツ人指揮官は一瞬ムッとした表情を浮かべると、苦笑しながら次のように回答している。 「まったくそのようには考えていない。避けたいチームなどひとつもないよ。たとえ日韓戦になったとしても別に気にはしない。いま重要なのは(明日の)マレーシア戦だ。我々は決勝トーナメント進出に相応しいチームなんだと、実力を証明するためにも1位通過にこだわりたい」 韓国メディア『Xスポーツ』によると、クリスマン監督はその会見が終わると、韓国サッカー協会スタッフに「これからすぐに日本戦を観たい」と告げ、インドネシア戦を現地視察したという。同メディアは関係者の談話として、「監督はすでに日本戦を覚悟している。そのための準備はもう始まっているのだ」と伝えている。 韓国は最終節のマレーシア戦で勝利するしか首位突破の芽はない。勝ったうえでヨルダンvsバーレーン戦の結果を待つわけだが、ヨルダンが勝って勝点7で並んだ場合は得失点差→総得点の争いとなる。そのためにも、得失点差で劣勢の韓国は2点差以上でマレーシアを下す必要があるのだ。 はたして日本の相手はどこになるのか。グループEの2試合は日本時間の20時30分に同時キックオフされる。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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