2018年の流行語大賞は「そだねー」 チコちゃんも決めゼリフ
今年を象徴する言葉を選ぶ「2018 ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)が3日、発表され、平成最後の年間大賞に「そだねー」が選ばれた。
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」などがトップテン入り
「そだねー」は、今年2月の平昌冬季五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表「LS北見」の選手たちが、試合中にしきりに使っていた言葉。彼女たちが勝利を重ねるにつれて、ツイッターなどで話題になった。 表彰式には、代表メンバーである本橋麻里さんが出席。本橋さんは「私たちがいただいてよいのでしょうか」と戸惑いも見せたが、「今シーズンは、いろいろとチャレンジしていることもたくさんあるし、後押しになる」と受賞を喜んだ。
トップテンには、NHKの番組「チコちゃんに叱られる!」で、5歳女児設定のキャラクター・チコちゃんが質問に答えられない出演者を叱り飛ばす「ボーっと生きてんじゃねーよ!」も選ばれた。表彰式には、チコちゃん“本人”が登場。「あすとあしたは何が違うの?」と質問し、司会者が答えられないと、おなじみの「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と一喝して場内を和ませた。 このほか、対戦型コンピュータゲームで勝敗を競う「eスポーツ」(日本eスポーツ連合)や、今夏の猛暑を表す言葉「災害級の暑さ」(気象庁)、SNSでセクハラ被害を告白する際のハッシュタグ「#MeToo」(私も#MeTooと声を上げたすべての人)などがトップテン入り。今年6月のサッカーワールドカップ・コロンビア戦で決勝ゴールを決めた大迫勇也選手を称える「(大迫)半端ないって」と、山口県で行方不明の2歳男児を救出した尾畠春夫さんの代名詞「スーパーボランティア」も選ばれたが、いずれも受賞者が辞退した。
トップテンに選ばれた言葉は以下の通り。 ●eスポーツ(日本eスポーツ連合) ●(大迫)半端ないって(受賞者辞退) ●おっさんずラブ(テレビ朝日ドラマ制作部「おっさんずラブ」チーム) ●ご飯論法(法政大学キャリアデザイン学部 教授 上西充子さん、ブロガー・マンガ評論家 紙屋研究所 所長 紙屋高雪さん) ●災害級の暑さ(気象庁) ●スーパーボランティア(受賞者辞退) ●そだねー(ロコ・ソラーレ) ●奈良判定(受賞者なし) ●ボーっと生きてんじゃねーよ!(NHK「チコちゃんに叱られる!」の主人公・チコちゃん) ●#MeToo(私も#MeTooと声を上げたすべての人) (取材・文:具志堅浩二)