サイドエキゾースト装備!? ルノー『ルーテシア』次期型を初スクープ
ルノーが販売しているコンパクトハッチバック、『クリオ』(日本名:『ルーテシア』)次期型のプロトタイプをスクープ班のカメラが初めて捉えた。次期型のワールドプレミアは、2025年内と予想される。 スクープ写真:ルノー ルーテシア 次期型
初代クリオは1990年に『シュペール5』の後継車としてデビュー、日本市場では当時のルノーの輸入元ジャックスが1991年からルーテシアの車名で発売した。5代目となる現行型は、ルノー・日産・三菱アライアンスが開発した「CMF-B」プラットフォームを最初に採用したルノー車として、2019年に登場した。今回撮影に成功したプロトタイプは6年ぶりのフルモデルチェンジ、第6世代のプロトタイプとなる。
ヨーロッパ山中で捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュながら、現行同様のボディスタイルを維持。後方へ向かって上昇するウエストラインと、Cピラーに隣接するドアフレームマウントのリアドアハンドルを継続している。側面を見ると、ルーフは後半で2024年型クリオよりも急激に下がっており、リアドアの下部はリアピラーに向かってキックアップするのではなく、ホイールアーチの形状に沿っている。
また、リアウィンドウの傾斜が強くなり、よりスポーティになっている。注目はその下、ハッチ部分で、トランクスペースを拡大するために、現行よりより突き出ていることがわかる。サイドシルの下から突き出たエキゾーストパイプを装備しているが、量産型で採用されるかは不明だ。後部では、スリムな水平LEDテールライトの一部が露出しているが、偽装が多いため全幅のライトバーを装備しているかどうか断定できない。
フロントエンドも同様に多くのカモフラージュのためディテールを見ることはできないが、バンパーの外縁に斜めのLEDデイタイムランニングライトが配置されており、グリルにはブランドのエンブレムである、ダイヤモンドパターンのメッシュが確認できる。
また、現行でグリルエンブレムの上半分が食い込んでいる、ボンネットの前端の切り込みを廃止する。『ラファール』、『キャプチャー』、『シンビオズ』など新しいルノー車は、エンブレムをボンネットの直線的なオープニングラインの下に配置しており、次期クリオでも同様の処理が予想される。